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人の目線に近いフレーミングを行う
鳥居全体をねらわず、鳥居でつくられた細いトンネルをくぐっている様をイメージしました。神社特有の落ち着いた雰囲気が見えてきます。ピント位置はスポットライトが差し込むあたりです。標準域の画角で、人が実際に見ているような目線に近いフレーミングを心がけました。
EOS 7D・EF40mm F2.8 STM・1/1250・F2.8・-1 2/3補正・ISO200・WB太陽光・撮影:種清豊

ピントの位置によって視線を誘導する
神社の境内でよく見かけるおみくじ。これを見ただけで、すぐに神社とわかる象徴的な被写体です。いわゆる「俗っぽい」景色となる場合もありますが、いくつものおみくじが結ばれている全体の状況を見せるのではなく、絞り開放で背景や手前側をぼかすことで、視線をおみくじに集中させるようにしています。
EOS Kiss X4・EF-S15-85mm F/3.5-5.6 IS USM・1/125・F5.6・-1補正・ISO400・WBオート・撮影:種清豊

神社の落ち着いた静かな雰囲気を演出する
手水舎を見ただけで寺社の写真だとわかる普遍的な情景です。単焦点レンズを使用し、開放F値で撮影しました。前後の柔らかいボケにより、静けさが感じられます。神社の写真に限らず、「見慣れているもの」を印象的に撮ることは、スナップ撮影にとって大切な要素でしょう。
EOS 7D・EF40mm F2.8 STM・1/125 ・F2.8・-2/3・ISO100・WBオート・撮影:種清豊
ポイントまとめ
神社ならではの特徴ある被写体を探してみます。威厳があり、落ち着いた雰囲気を感じさせるなど、神社という静かな環境が伝わる「情景写真」に仕上げるといいでしょう。
1)人の目線に近いフレーミングを行う
2)ピントの位置によって視線を誘導する
3)神社の落ち着いた静かな雰囲気を演出する
写真・解説 種清豊