ビルディング作品1

建物がもつオリジナルのデザインを生かしたフレーミング

正午ごろの強い日差しが反射するファッションビル。ガラス張りの壁面の鋭い直線と、特徴的な曲線が生かされたデザインを画面いっぱいにフレーミングしました。青空が反射することで実際に青いイメージを見せてくれた被写体ですので、あえてWBを「白熱電球」にして青色を強調しました。また、太陽の反射を画面下に入れています。

EOS 6D・EF24-70mm F4L IS USM・1/10・F4・+1 2/3補正・ISO800・WB白熱電球・撮影:種清豊

ビルディング作品2

現実感をなくした世界を写真でつくってみる

ガラスで囲まれたビルの内部。ビルそのものが反射して映り込みを形成しています。オーバーの露出で撮影することで、ガラスの反射を明るく透明に見せたり、天井の空間を白く飛ばしたりしました。もともと無機質なものとして捉えられる建築物ですが、さらに現実感をなくした表現で見せています。

EOS 6D・EF24-70mm F4L IS USM・1/320・F8・ISO100・WB太陽光・撮影:種清豊

ビルディング作品3

色や光を組み合わせてイメージを高める

夕陽があたり、きれいなオレンジ色のグラデーションを反射させる窓ガラスと、日陰のコントラスト。互い違いに重なるようにして並んだビルを斜めからねらいました。高さを感じさせる垂直線を意識したフレーミングです。影の部分を多く取り入れた写真なので-1 2/3の露出アンダーで撮影しています。

EOS 6D・EF24-70mm F4L IS USM・1/250・F5.6・-1 2/3補正・ISO100・WB太陽光・撮影:種清豊

ポイントまとめ

直線や曲線など、そのビルディング特有のデザインを見つけてみましょう。また窓ガラスに映る反射が入ると、造形的な要素に色や光が加わって、撮影時や周囲の状況を印象づけることができます。

    1)建物がもつオリジナルのデザインを生かしたフレーミング

    2)現実感をなくした世界を写真でつくってみる

    3)色や光を組み合わせてイメージを高める

写真・解説 種清豊

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