犬の決定的瞬間/作品1

AIサーボ+高速連続撮影で犬の動きを止めよう

水辺を疾走する犬。こんな迫力のある決定的瞬間を撮るには、カメラのAFモードを「AIサーボ」に、ドライブモードを「高速連続撮影」に設定します。かなりのスピードで走ってくるので、シャッタースピードを稼ぐためにISO感度設定は高めに設定します(この写真では、ISO2500に設定)。水しぶきをしっかりと写したかったので、できるだけ背景が暗くなる角度を考えて撮影しました。

撮影データ:EOS 5D Mark IV・EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM(焦点距離:400mm)・F5.6・1/2000秒・ISO2500

犬の決定的瞬間/作品2

空中浮遊の瞬間写真は、AFモードは「ワンショット」に

空中に浮遊しているような決定的瞬間。犬が何かに飛びついたシーンは、できるだけ低い位置から撮影しましょう。広角レンズを使って低い位置から撮れば、より高く写すことができます。
この写真では、背景をぼかして優しい印象に仕上げたかったので、広角ではなく望遠レンズを選択。絞り開放で撮影しています。AFモードは 「AIサーボ」ではなく「ワンショット」に。AIサーボを使うと、測距点から犬が外れたとき背景にピントが抜けてしまうことがあるからです。

撮影データ:EOS 5D Mark IV・EF70-200mm F2.8L IS II USM(焦点距離:135mm)・F2.8・1/1000秒・ISO800

犬の決定的瞬間/作品3

1/1000秒以上のシャッタースピードで動きを止めよう

EOS Kiss Mを使って犬の決定的瞬間を撮ってみました。犬の四肢が宙に浮いている瞬間を撮るには、ドライブモードを「高速連続撮影」に。シャッタースピードは1/1000秒以上は欲しいところですが、そのためにISO感度設定を上げすぎるとノイズが目立ってくる場合がありますので注意が必要です。この写真では、ISO800で1/800秒のシャッタースピードとしました。

撮影データ:EOS Kiss M・EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM(焦点距離:56mm)・F5.6・1/800秒・ISO800

ポイントまとめ

犬の決定的瞬間を撮るには、犬の動きと撮影者の呼吸を合わせることが重要です。犬に楽しんで走ってもらう、ジャンプしてもらえるようにするには、犬を叱りつけて誘導するのはNG。いっしょに遊びながら犬は動きを覚えていくので、何度も根気よくチャレンジしてください。

1)AIサーボ+高速連続撮影で犬の動きを止めよう

2)空中浮遊の瞬間写真は、AFモードは「ワンショット」に

3)1/1000秒以上のシャッタースピードで動きを止めよう

写真・解説 中村陽子

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