子猫/作品1

猫じゃらしを使って子猫を誘導しよう

猫は犬とは違った世界観で撮影することができます。特筆すべきは体の柔らかさ。猫の体は犬とは比べものにならないくらい柔らかく柔軟な動きが魅力です。ただ、犬のように「待て」「お座り」などの言葉で動ける猫は非常に少ないので猫の習性を考えて撮影することが基本です。子猫のうちは猫じゃらしによく反応してくれるので、うまく猫の気を引いて、かわいい仕草を撮影してみましょう。

撮影データ: EOS 5D Mark II・EF50mm F1.8 II・F2.5・1/250・ISO640・WBマニュアル

子猫/作品2

子猫が小物に慣れてくれるのを待つことも大切

うまく猫を誘導することができれば、このように額縁の絵画のような雰囲気でも撮ることができます。猫の場合は無理強いしてポーズをとらせるのではなく、猫じゃらしなどでうまく誘導して撮影します。猫が小物(この場合は額縁)を警戒して、ここと思う場所にいてくれないときは、猫が小物に慣れてきたころあいを見計らって撮影することもあります。早く撮ろうとあせらず、撮らせてもらう人が心に余裕を持つことが大切です。

撮影データ: EOS 7D・EF85mm F1.8 USM・F3.5・1/200・ISO1000・WBオート

子猫/作品3

小物はペット用のオモチャではないほうがおしゃれ!

毛糸玉で遊び、疲れて眠る子猫。撮影に使う小物は子猫の印象に合わせて、淡くて優しい色合いのものを選びましょう。色の濃い物を入れてしまうと小物のほうが目立ってしまいます。その意味では、できればペット用のおもちゃではないほうが、おしゃれな印象の写真に仕上がります。

撮影データ: EOS 7D・EF85mm F1.8 USM・F2.8・1/160・ISO400・+1補正・WBオート

ポイントまとめ

猫は人の指示に従って動かすことが難しいので、猫がそうしたくなるように上手く誘導することが重要です。普段から猫とよく遊んで、その子の好みや動きのパターンを知っておくことで撮りやすくなります。

1)猫じゃらしを使って子猫を誘導しよう

2)子猫が小物に慣れてくれるのを待つことも大切

3)小物はペット用のオモチャではないほうがおしゃれ!

写真・解説 中村陽子

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