高原/作品1

早朝の風景は霧が白トビしないように露出補正しよう

早朝の高原では、霧や靄が立ち込めることがあります。早朝の霧は太陽が上がり、気温が上がり始めると消えてしまうため、目にしたらその場で確実に撮影しましょう。霧が白トビしないように露出補正で加減しながら、近景や霞んだ遠景などと組み合わせて、ドラマチックな場面をねらってみましょう。

EOS 70D・EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM・Avモード(F8・1/15)・ISO100・WB太陽光・撮影地:志賀高原・撮影:工藤智道

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高原/作品2

日の出・日の入りの「方角」をチェックして撮影しよう

高原の見晴らしのいい場所では、そこがどの方角に開けているかを確認して、夜明けの朝日か、夕暮れ時の夕日を撮影できるかどうかチェックするといいでしょう。地上にある木々や山並みはシルエット気味になるため、画面の中でポイントになるようにフレーミングして朝日や夕陽と共に撮影してみましょう。

EOS 70D・EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM・Avモード(F22・1/6)・ISO200・WB太陽光・撮影地:横手山・撮影:工藤智道

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高原/作品3

霧の風景は、絞りを絞り込むことがポイント

高原ではシラカバなどの植物を見ることができます。写真はシラカバの林を撮ったものですが、時折、風で霧が流れていました。霧で煙る様子がなんともドラマチック。霧の風景はぼかして撮影してしまうと霧らしい雰囲気が出にくいので注意しましょう。絞りを絞り込み、ぼける部分がないように撮影してみましょう。

EOS 6D・EF70-200mm F2.8L IS II USM・Avモード(F11・0.3秒)・+0.3補正・ISO400・WB太陽光・撮影地:美ヶ原高原・撮影:工藤智道

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※マップの位置情報は、撮影位置の参考情報です。正確な緯度・経度を示すものではありません。

ポイントまとめ

高原では、平地では見られない美しい風景に出会えます。早朝の霧の風景や朝日・夕日、貴重な植物など被写体は豊富です。日中の爽やかな高原風景もすてきですが、ドラマチックな瞬間に出会える早朝や夕方の撮影がおすすめです。

1)早朝の風景は霧が白トビしないように露出補正しよう

2)日の出・日の入りの「方角」をチェックして撮影しよう

3)霧の風景は、絞りを絞り込むことがポイント

写真・解説 工藤智道

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