イルミネーション/作品1

漫然とワイドに撮るよりも「主役」を決めて撮ろう!

遊園地などの大規模なイルミネーション会場では、全体を広く撮りたくなります。でも、しっかりと「主役」を決めて撮ることが、散漫な印象にならないためのコツです。さらに、レンズの広角側を使う場合は、光のない暗い空間が多くなりがちなので、手前から奥まで光が集まって見えるポイントを探し、真っ黒な空はなるべくカットして撮るようにしましょう。

EOS 5D Mark III・EF24-105mm F4L IS USM・マニュアル(F4・1/40)・ISO1600・WBオート・撮影:門井ゆりか
撮影地:東京ドームシティ ウィンターイルミネーション 2013

イルミネーション/作品2

人物のシルエットを入れてイルミネーションを引き立てよう

画面に人物を入れ込むと、会場の雰囲気がグッとアップします。カップルや家族連れ、あるいはたくさんの人々をシルエットにしてねらってみましょう。ピントは、人物を「主役」にするなら人物に、「アクセント」にするならイルミネーションに合わせます。ピントを人物に合わせる場合は、輪郭をねらうと合わせやすくなります。動いている人物や点滅する光や噴水ショーなど変化のあるものは、タイミングを合わせて撮ることも重要です。

EOS 5D Mark III・EF24-105mm F4L IS USM・マニュアル(F4・1/40)・ISO1600・WBオート・撮影:門井ゆりか
撮影地:よみうりランド

イルミネーション/作品3

点光源を見つけて、丸くキレイなボケをつくってみよう

広い会場や大きなオブジェには、ついつい広角レンズばかりを使いがちですが、望遠レンズを使うとボケを生かした幻想的な写真が切りとれます。とくにチャレンジしてほしいのが、大きな丸になりやすい「前ボケ」。離れた位置に主役となる被写体が、レンズのすぐそばに前ボケとなる「点光源」がある条件を見つけるのがポイントです。うまく見つけられたなら、絞りを開放気味にして点光源に近づいてみましょう。レンズの焦点距離と点光源からの距離によってボケの大きさが変わるので、好みで調整するとよいでしょう。

EOS 5D Mark III・EF70-200mm F2.8L IS USM・マニュアル(F2.8・1/60)・ISO1600・WBオート・撮影:門井ゆりか
撮影地:よみうりランド

ポイントまとめ

1カ所でさまざまな種類のイルミネーションを楽しめるのが大規模会場のメリットです。電飾の数も多いので、広角から望遠までどんなレンズでも撮りやすいですが、光が集まって見えるポジションを探すことが共通のポイントです。

1)漫然とワイドに撮るよりも「主役」を決めて撮ろう!

2)人物のシルエットを入れてイルミネーションを引き立てよう

3)点光源を見つけて、丸くキレイなボケをつくってみよう

写真・解説 門井ゆりか

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