イルミネーション(多重露光)の撮影テクニック

イルミネーション(多重露光)/作品1

イルミネーションでは、ピントを外してぼかした画像を重ねると、光が増幅し華やかさがアップします。最初にピントを合わせて被写体を撮影し、次に同位置でピントをずらした画像を撮影します。必要に応じて画角を変えても構いません。2枚目はライブビューで重なり具合を確認しながら撮影すると、ボケ量が調整しやすいです。

EOS 5D MarkⅢ・EF70-200mm F2.8L IS USM・マニュアル(F3.5・1/200秒)・ISO800・WBオート・撮影:門井ゆりか
撮影地:東京都 汐留

イルミネーション(多重露光)/作品2

空を見上げるように撮影すると、多くの場合真っ黒な空間が広くなってしまいます。ちょうどここに入る光があればいいのですが、必ずあるとは限りません。そんな時は足りない光を多重で加えてあげましょう。この写真では、玉ボケの光だけをサブカットとして重ねてあります。このとき、主題を邪魔しないよう、サブカットは入れたい場所にだけ光が写るようにすることがポイントです。

EOS 5D MarkⅢ・EF24-105mm F4L IS USM・マニュアル(F4・1/100秒)・ISO3200・WBオート・撮影:門井ゆりか
撮影地:よみうりランド ジュエルミネーション

イルミネーション(多重露光)/作品3

画像は3枚以上重ねることも可能です。この写真は、くるくると色や模様が変化する光のオブジェを撮影したものですが、3枚の画像を重ねています。ピントを合わせた状態で赤色になったタイミングと青色になったタイミングのもの。それに別の電飾だけをぼかして写したものの3枚です。万華鏡をイメージし、変化の様子を想像しやすいように演出しました。

EOS 5D MarkⅢ・EF24-105mm F4L IS USM・絞り優先AE(F5.6・1/80秒)・+1補正・ISO400・WBオート・撮影:門井ゆりか
撮影地:東京ドームシティ ウィンターイルミネーション 2015

ポイントまとめ

多重露出の機能が備わった機種も多くなりましたが、ない機種の場合はDPPを用いて撮影後に行っても構いません。光を自由に足し算する発想で、仕上がりイメージをしっかり持ち、遊び心を加えましょう。重ね合わせの種類は、加算平均を選ぶとよいでしょう。

1)わざとピントを外して光を重ねると華やかに!

2)黒くなってしまう空きスペースに光を重ねよう

3)色や絵柄の異なる電飾やオブジェを重ねて演出しよう

写真・解説 門井ゆりか

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門井ゆりか先生