プレーリードッグ作品1

かわいい仕草や表情は、背景をシンプルに明るめの露出で

プレーリードッグは、手で草を持ち器用に食べます。2本足でちょこんと座っている姿を正面から見ると、とても愛らしいです。背景はなるべくシンプルにするとよいでしょう。浅い被写界深度で、背景を大きくぼかします。また、かわいい仕草の場面では、露出を少し明るめにするとフワッと優しい雰囲気になります。これはほかの動物でも同様に使えるテクニックです。

EOS 7D Mark Ⅱ・EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM・1/500・F6.3・+2/3補正・ISO1000・WBオート・撮影:井村淳

プレーリードッグ作品2

スキンシップの瞬間を予想して高速シャッターでねらう

群れで行動するプレーリードッグは、よくスキンシップをしています。口と口を付けてキスしているような場面もよく見かけます。2匹が近付いているところを見かけたら、もしかしたらそんな仕草を見せてくれるかもしれないので、ねらっておくとよいでしょう。こういう場面も1枚目同様に、明るめの露出が有効です。また、動きが俊敏なので、ある程度の高速シャッターに設定しましょう。

EOS 7D Mark Ⅱ・EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM・1/500・F6.3・+1/3補正・ISO5000・WBオート・撮影:井村淳

プレーリードッグ作品3

光を読みながら夕方の時間帯による光線を活かす

動物園も時間帯によって光の当たる角度や色味が変化します。秋から冬にかけての閉園間際は、夕方の光線になります。夕方の低い光で色づいた光線は、それだけでドラマチックです。やや暗めの露出で陰影を強調するときれいですね。その季節に何時ごろの光線の状態がベストか、前もってチェックしておくとよいでしょう。

EOS 6D・EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM・1/500・F5.6・-1/3補正・ISO640・WB太陽光・撮影:井村淳

ポイントまとめ

仕草や表情がかわいいプレーリードッグは、一瞬のシャッターチャンスをとらえられるかがポイントです。また、光を読みながら露出をコントロールして雰囲気づくりをします。

1)かわいい仕草や表情は、背景をシンプルに明るめの露出で

2)スキンシップの瞬間を予想して高速シャッターでねらう

3)光を読みながら夕方の時間帯による光線を活かす

写真・解説 井村淳

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