ゴリラ作品1

白目が見えるように撮ると、より人間のような表情に

シッポのないサル、類人猿は人にそっくりです。仕草や表情までも人に似たところが多いです。それがゴリラのねらいどころです。寝そべっているゴリラが肘をついてアゴを載せ、こちらをちらっと見た瞬間をねらいました。若干の白目が見えるように撮ることで表情がより生きてきます。

EOS-1D Mark III・EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM・1/200・F5.6・-1補正・ISO3200・撮影:井村淳

ゴリラ作品2

露出はアンダー気味、ガラス越しにアップをねらう

日陰の暗いところにいることも多いので、撮影するには厳しい条件です。ガラス越しのすぐ近くにいるときは顔をアップに、目にキャッチライトが入るようにねらいます。露出を思いっきりアンダーに切り詰めると、目の表情が強調され、ゴリラの哀愁が感じられるかもしれません。

EOS-1D Mark III・EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM・1/40・F5.6・-2 2/3補正・ISO400・撮影:井村淳

ゴリラ作品3

動き回る赤ちゃんは、シャッター速度を上げて撮る

ゴリラの赤ちゃんはほかの動物に比べて成長が遅く、2歳くらいになってもまだやんちゃ盛りです。お母さんに構ってほしくて仕方ない感じです。ちょこまか動く赤ちゃんをねらうときはISO感度を思いっきり上げてでも、速いシャッター速度で、ぶれないようにねらいましましょう。

EOS-1D Mark Ⅳ・EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM・1/200・F2.8・-2/3補正・ISO800・撮影:井村淳

ポイントまとめ

ゴリラは人間くささがねらい目です。オヤジくさいゴリラほど撮っていて楽しいです。大切なのは一瞬の細かな表情の動きを逃さないことです。毛色が黒いので意外とマイナス補正が必要な動物です。

1)白目が見えるように撮ると、より人間のような表情に

2)露出はアンダー気味、ガラス越しにアップをねらう

3)動き回る赤ちゃんは、シャッター速度を上げて撮る

写真・解説 井村淳

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