離陸作品1

エンジンのブラスト(排気)を表現しよう

離陸するジェット機のエンジンを画面に入れてアップで撮影すれば、エンジンの排気が表現できます。なるべく超望遠レンズを使って、滑走路に近い位置で撮影したいシーンです。
位置は真正面でも斜め前でも斜め後ろでもよいので、エンジンの排気による空気の揺らぎがよく見えるように背景が「空抜け」(被写体の背景が空になっている状態)にならない位置でねらってみよう。

EOS 7D Mark II・EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM(焦点距離:512mm ※フルサイズ換算)・1/1000・F9・-1/3補正・ISO200・WBオート・撮影地:伊丹スカイパーク・撮影:チャーリィ古庄

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離陸作品2

夜間、離陸する飛行機を「流し撮り」しよう

滑走路上は周囲の光が届かないため、撮影には不向きと思いがちです。でもそこはEOSのAIサーボAFと高速連写、スローシャッターを活用。最初は100枚に1枚当たりが出れば合格というくらいで、連続撮影してみましょう。
三脚の雲台をフリーにする、ビデオ用雲台を使う、一脚を使うなどして、水平方向にカメラを振って流し撮りします。ただし、露出は試し撮りにより「ドンピシャ」で決めたいところ。後処理で明るくするとノイズが出やすいのでご注意ください。

EOS-1D X・EF70-200mm F2.8L IS II USM(焦点距離:200mm)・1/10・F4・ISO6400・WBオート・撮影地:宮崎空港・撮影:チャーリィ古庄

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離陸作品3

飛行機が車輪を上げるタイミングを待とう

離陸上昇中、飛行機は車輪を上げます。上げている途中でシャッターを切ると車輪が中途半端な位置になり、飛行機がカッコ悪くなってしまいます。そこでできるだけ車輪が上がったタイミングでシャッターを切るようにしましょう。青空順光なら、キレイなカタログ写真のような絵が撮れるでしょう。

EOS-1D X・EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM(焦点距離:321mm)・1/1250・F8・ISO250・WBオート・撮影地:成田空港さくらの山臨時駐車場・撮影:チャーリィ古庄

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※マップの位置情報は、撮影位置の参考情報です。正確な緯度・経度を示すものではありません。

ポイントまとめ

離陸の撮影は、最初はイメージどおりの位置に飛行機が来なかったり、想定よりも高すぎたりすることもありますが、大空に向かって行く力強さを撮ることができますので、慣れたらぜひねらってみましょう。

1)エンジンのブラスト(排気)を表現しよう

2)夜間、離陸する飛行機を「流し撮り」しよう

3)飛行機が車輪を上げるタイミングを待とう

写真・解説 チャーリィ古庄

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