山での風景撮影におすすめのレンズとは?

山風景への挑戦

山風景への挑戦

大自然の息吹を感じる夏、到来。山に向かえば、高原、湿原、森林など自然風景が出迎えてくれます。一瞬一瞬が見せる風景の表情は、すべて奇跡的なシャッターチャンス。この感動を最高の写真で残したい──。こだわりのレンズで風景に向き合い、ベストショットをものにしてみませんか。山風景写真のプロフェッショナルが提案する、「山へ連れていくべき3本のレンズ」とは?

山風景を
撮る

山におすすめの
アイテム

山風景を撮る

写真と解説:写真家・斎藤裕史

EF16-35mm F2.8L III USM

屋久島の原生林© HIROSHI SAITO
EOS 5D Mark IV・EF16-35mm F2.8L III USM(焦点距離:16mm)
・絞り優先AE(F22・1/4秒)・-1/2補正・ISO200

屋久島の原生林には、やはり雨が似合います。でも、晴れた日には晴れた日なりの撮り方があります。
この場面では、遠近感と迫力のある作品にするためEF16-35mm F2.8L III USMをチョイス。倒木に接近し、奥行を表現しました。また、晴れた日にしかできない表現として、樹木のすき間から太陽をのぞかせました(眼を傷めるおそれがあるためライブビュー撮影を活用)。F22まで絞ることで、太陽は美しい光芒を放ちます。

こんな写真を撮るにあたり、私が山に持っていくレンズの組み合わせをご紹介します。

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人を感動させる山風景写真を撮るには、どのようなレンズを選択すべきでしょうか。携行性を考えると、本数はできるだけ少なく、開放F値を犠牲にしてでも軽量コンパクトなレンズを持っていきたいところ。でも、私が山に向かう目的は、山歩きを楽しむためではなく、素晴らしい写真を撮りたいから。ですから、レンズの選択に妥協はしません。
必要なズーム域は、超広角側は16mmから、望遠側は200mmまでが目安。16~200mmまでカバーできれば、ほとんどの山風景に対応できるでしょう。
そこで、私は次の3本を持っていきます。

  • EF16-35mm F2.8L III USM

    EF16-35mm
    F2.8L III USM

    優れた描写力で自然風景の造形美を引き出す超広角ズーム。

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  • EF24-105mm F4L IS II USM

    EF24-105mm
    F4L IS II USM

    幅広いシーンに対応するズーム域。持っていると心強い標準ズーム。

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  • EF70-200mm F2.8L IS II USM

    EF70-200mm
    F2.8L IS II USM

    風景を大胆に切りとる。風景写真に欠かせない定番の望遠ズーム。

    価格を見る価格を見る ※このレンズは新しい機種が発表されています >

レンズ一覧 レンズ一覧

3本中2本は、開放F2.8のLレンズ。残る1本(EF24-105mm F4L IS II USM)だけは、開放F4のレンズです。私の場合、24-105mmのズーム域では絞り込んで撮ることが多いので、開放F2.8にはこだわりません。ですからコストパフォーマンス優秀で広範囲をカバーできる標準ズームレンズ、EF24-105mm F4L IS II USMを利用しています。ボケを生かした表現が必要な場合は、あとの2本でカバーしています。
200mm以上の望遠域については、エクステンダーで対応。EXTENDER EF1.4×IIIがあれば焦点距離280mmまで撮影可能です。エクステンダーをザックに入れておけば、山風景のバリエーションが増やせますよ。

優れた描写力で自然風景の
造形美を引き出す超広角ズーム。

EF16-35mm F2.8L III USM

苔むした原生林© HIROSHI SAITO
EOS 5D Mark IV・EF16-35mm F2.8L III USM(焦点距離:21mm)
・絞り優先AE(F16・8秒)・-1補正・ISO200

苔むした原生林のスケール感を表現するために、広角ズームレンズをチョイス。漠然とした光景にならないように手前の岩に接近して遠近感を誇張しました。このような被写体への接近は、超広角側を使用するときの絶対条件です。

風景を大胆に切りとる。
風景写真に欠かせない定番の望遠ズーム。

EF70-200mm F2.8L IS II USM

※このレンズは新しい機種が発表されています >
信州・霧ケ峰高原・八島湿原の朝© HIROSHI SAITO
EOS 5D Mark III・ EF70-200mm F2.8L IS II USM
(焦点距離:90mm)・絞り優先AE(F11・1/45秒)・ISO200

信州・霧ヶ峰高原・八島湿原の朝。湿原の浮島をさまざまな構図で切りとりたいので、選んだレンズは、望遠ズームレンズEF70-200mm F2.8L IS II USM。広角ズームでは散漫になりがちな広い景色こそ、望遠ズームで切りとります。日の出の時刻、山際に薄い雲が漂っていたところに太陽が姿を見せました。

初夏の三重県・赤目渓谷© HIROSHI SAITO
EOS 5D Mark III・EF70-200mm F2.8L IS II USM・EXTENDER
EF1.4×III(焦点距離:280mm)・絞り優先AE(F4・1/90秒)・
+2補正・ISO200

初夏の三重県・赤目渓谷。透過光の新緑は、透明感あふれる表現ができます。直射日光が当たっていないほうが、優しい雰囲気の写真になります。平面的な枝ぶりを見つけたので、絞り開放でボケの中に浮かび上がる新緑を表現することができました。 画面全体を枝葉で埋め尽くしたかったためEF70-200mm F2.8L IS II USMにEXTENDER EF1.4×IIIを装着して大胆に切りとります。

ミラーレスカメラで
山を撮るなら

山歩きに連れていくカメラとして、ミラーレスの
EOS Mシリーズは大人気。
山に持っていくなら、
次のレンズがおすすめです。

  • EF16-35mm F2.8L III USM

    超広角ズームレンズ
    EF-M11-22mm
    F4-5.6 IS STM

    ダイナミックな大パノラマをねらってみる。

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  • EF24-105mm F4L IS II USM

    高倍率ズームレンズ
    EF-M18-150mm
    F3.5-6.3 IS STM

    クローズアップから本格的な望遠まで1本で対応、
    機材を軽量化したい山向き。

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  • EF-M15-45mm F3.5-6.3 IS STM EF-M55-200mm F4.5-6.3 IS STM

    EOS Kiss M・ダブル ズームキット
    EF-M15-45mm
    F3.5-6.3 IS STM
    EF-M55-200mm
    F4.5-6.3 IS STM

    いま話題のEOS Kiss M・ダブルズームキット。
    広角から望遠まで、山風景に幅広く対応できる2本です。
    ※ダブルズームキットには、「ブラック」「ホワイト」の2種のカラーバリエーションがあります。

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幅広いシーンに対応するズーム域。
持っていると心強い標準ズーム。

EF24-105mm F4L IS II USM

雨の屋久島© HIROSHI SAITO
EOS 5D Mark IV・EF24-105mm F4L IS II USM(焦点距離:35mm)
・絞り優先AE(F13・3秒)・-1補正・ISO200

雨の屋久島で見かけた実に印象的な光景。ここでは絶対に白い空は画面に入れず、画面全体を緑で覆いたいと考えました。なおかつ遠近感を表現するために選んだレンズがEF24-105mm F4L IS II USM。被写体に近づいたり離れたり、ズームレンズを微調整しながらベストな構図に追い込みました。

にわかに焼け始めた東の空© HIROSHI SAITO
EOS 5D Mark III・EF24-105mm F4L IS USM
(焦点距離:40mm)・絞り優先AE(F11・1/8秒)・ISO200
※このレンズは新しい機種が発表されています >

にわかに焼け始めた東の空。空の色のグラデーションをとらえるため、瞬時にEF24-105mm F4L IS USMを選びました。朝焼けや夕焼けに遭遇したとき空を大きく入れてしまう方が多いと思いますが、山のシルエットを画面に入れることで画面が引き締まります。樹形のいい木があれば理想的ですが、この場面では山の稜線を入れてみました。

斎藤裕史先生斎藤裕史先生

斎藤裕史先生1968年、千葉県生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、関西を拠点に雑誌、広告などの撮影を行っている。現在は写真教室や撮影会の講師も務めアマチュア指導にも力を入れている。EOS学園 斎藤裕史先生のページへ

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