夏休みはプールに海、お祭りや花火等イベントが盛りたくさん!笑顔弾ける子供の夏の思い出を素敵に残しましょう♪
一年で一番長い休日:夏休み。子供達は毎日何して遊ぼう?とウキウキです。近所で水遊びをしたり、浴衣を着てお祭りに行ったり、旅行先でおいしい物を沢山食べたりと楽しい思い出がたくさん出来るでしょう。そんな笑顔が溢れる夏休みはシャッターチャンスの宝庫。いつでも写真が撮れるようカメラは肌身離さず用意してベストショットを撮りましょう。
暑い日は水遊びに限ります。お庭でのビニールプールや公園のジャブジャブ池、川遊びと子供達が涼を取るには水遊びが一番ですね。ただ水遊び撮影ではいろいろと注意も必要です。まずは子供の安全管理。子供は遊びに夢中で足をすべらせてしまったり危険も多いので、一人で撮影する場合は小さいお子さんからは離れずに近くで撮影しましょう。またカメラの水没にも要注意。カメラのネックストラップを使い落とさないように気をつけ、首にはタオルをかけていつでも水滴を拭ける状態にしておきましょう。水の近くでのレンズ交換は危険ですので標準ズームレンズなど一本で勝負すると良いでしょう。
水遊びでは飛び散る水滴を綺麗に見せた方が臨場感が出ます。シャッター速度は速め(1/400秒以上)に設定し、あとはシャッターチャンスを見計らいながら“ここぞ”という時に連写で撮影しましょう。小さな子達だけが集まるジャブジャブ池等では問題ないですが、例えば海など大人も水着で遊ぶ場所での撮影は他の人への配慮も必要です。大きなカメラで構えていると嫌がる方もいるので、特に女性がいる方向へはカメラを向けないようにしましょうね。
水しぶきが写真に入る事でその場の臨場感を伝える事ができます。お庭でのプール遊びの場合、背景に余計な物が入り込むのもしばしば。そんな時は上手くフレーミングをして隠してあげましょう。
週末になると各地でお祭りや花火大会が開催されます。縁日ではおいしい物を食べたり、スーパーボールや金魚すくいに真剣になったりと子供の自然な姿を撮影するにはピッタリのイベントです。混雑するお祭り会場では背景がごちゃごちゃとなりがちなので、明るいレンズや望遠レンズを使うと良いです。開放値で撮影すれば背景もぼけて主役が引き立ちます。楽しいお祭りは夜まで続きますが日が暮れはじめると撮影はだんだんと難しくなってきます。ISO感度をあげ、カメラをしっかりと持って手ブレを防ぎましょう。また、なるべく提灯の下などの光が当たる場所を選んで撮影すると良いでしょう。
子供たちが大好きな手持ち花火は最も難易度が高い撮影です。真っ暗な中ではピント合わせが困難なので街頭の下等少し明るい場所で花火をしましょう。とはいえ夜の花火撮影はオートフォーカスではピントが合いづらいので状況によってマニュアルフォーカスに切り替え手動でピントを合わせましょう。
同じ花火でも色が変わったり、火花の出方が変わるので綺麗な瞬間を狙って撮影するように心がけます。また花火の煙で子供の顔が隠れてしまわないよう、風向きにも注意して撮影場所を決める事が重要です。
スーパーボールすくいの写真はより夏祭りの雰囲気を出すためにホワイトバランスを調整して赤味を強く出しました。スイカを食べるシーンも和を感じさせたかったので背景に境内の門が入り込むよう撮影アングルを調整して撮影しています。
子供にとってお泊り旅行は朝から晩まで何もかもが新鮮です。日中たくさん遊んだ後は大きくて開放的なお風呂に入ったり、おいしいお料理を食べたり、いつもはできない夜遊びをさせてもらえたりと盛りたくさん。子供達の楽しむしぐさや驚きや感動の様子をしっかり残しましょう。家族旅行ではパパママが揃っているので少し離れた所からでの望遠レンズも多用出来ます。私達の場合、どちらかが子供と一緒に遊んで、片方はその遊んでいる様子を望遠レンズでこっそり狙います。こうする事で子供達がカメラを意識していない状態の自然な表情を捉える事ができるのです。ザリガニ釣りも子供の大好きな遊びの一つです。真剣に釣る様子も望遠レンズで撮りました。夜のペンションでパパとのビリヤードシーンは少しローアングル気味から撮って表情をしっかりと見せています。子供は真剣になると下を向きがちなのでその時の状況に合わせながらアングルを調整する事も重要です。夏のリゾート地は人がいっぱいなので広い絵で撮りたい時には人が少ない早朝を狙い、他の人が入らないギリギリの所でフレーミングしてください。こうすれば見る人にはまるで貸切りで居るかのように感じてもらえます。
汗でびしょびしょになってはりついた髪の毛もまた夏を感じさせてくれる一枚です。休憩している1コマでもラムネと古民家を入れ込めばより夏の雰囲気が出ますね。
© OGAWA AKIYO & YUZAWA YUSUKE
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