フォトいろは - カメラと一緒に夏のフィールドへ ‐アウトドア写真の撮り方-

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カメラと一緒に夏のフィールドへ ‐アウトドア写真の撮り方‐

夏は野外に出かける機会が多いシーズン。自然やイベントシーンをステキに残そう!

サマーシーズンは山や海など、アウトドアを楽しむには絶好のシーズンですよね。レジャーや旅行に出かけられる方も多いのではないでしょうか?野外でのキャンプ、バーベキュー、花火大会、夏祭など、楽しみなイベントがたくさんありますね。今年の夏は、カメラ片手にステキな思い出を切り取ってみませんか?魅力的な被写体がたくさん見つかるはずですよ!

“気分は宝探し!うれしい発見を写真に”

野外フィールドでは、さまざまな発見があります。カメラを持っていれば、なおさらのこと。初めて歩く道、見慣れない花や鳥など・・・たくさんの被写体との出会いがあるはずです。それだけであらゆるアウトドアシーンでの楽しさが何倍にも膨らみますね。

風景に限らずですが、すべての写真に言える一番のポイントは、何が主役かをわかるように撮ることです。欲張って目の前に見えるものをすべて入れようとすると、ごちゃごちゃした印象になってしまいます。ジャマだと思われるものは、フレームから取り除くようにしましょう。そうすることで、主役がしっかりと引き立つのです。また、山や森など木々に囲まれたスポットでは光量が少ないために手ブレをしやすくなりますから、カメラを安定した地面や塀などに置いて撮影しましょう。そうすれば、手ブレを防ぎやすくなりますよ。

それから、この時期はヒマワリ・蓮・睡蓮など、夏を彩る美しい花々が見ごろになります。花によって開花時間は異なり、蓮は早朝、睡蓮は午後2時頃がピークです。場所によって見ごろの時期が変わりますので、事前に確認をしてからお出かけくださいね。

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野外フィールドでの撮影は、天候で印象が大きく変わります。くもりの日は、空が白っぽくなり殺風景な印象になってしまいますので、画面内に写る空の比率を少なくするように心がけましょう。写真はアイデア次第。屋外を歩いているときはもちろんのこと、乗り物での移動中もシャッターチャンスですよ。

“「涼」をもとめて、水辺のスナップ”

サマーシーズンは水辺に出かける方も多いのではないでしょうか?海や川、湖などは大人もお子さんも一緒に、みんなで楽しめるスポットですよね。

海の色は、水面に空が映り込むことによって変化します。ですから、晴天時の青空ならば、海がより青く鮮やかに写せるんです。ここで気をつけたいポイントは、光の方向です。空の青さは順光といわれる、太陽を背にした方向の空の方が出やすいのです。海が青く写らない・・・という場合は、太陽の位置に注意してみてくださいね。

真夏の野外撮影時は、熱中症と虫対策を忘れてはいけません。熱中症対策としては、こまめな水分補給や帽子の着用が必須。虫対策としては、黒いウエアや帽子はハチが寄ってくるので避けるようにします。虫除け薬、かゆみ止めなども携帯しておくようにしましょう。カメラによっては、野外撮影を楽しむための機能を備えた機種もありますが、一般的なカメラの場合、水と衝撃に弱いのでご注意くださいね。

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海を撮影する時は、やはり晴天の日がベストです。真っ青な水の色を写し取ってください。風景だけでなく、貝殻やビーチボールなども海をイメージさせますよね。川や湖ではまわりの木々のグリーンをアクセントにして撮影しましょう。涼しげで明るい雰囲気の写真が撮れますよ。

“心が躍る「花火」と「祭」”

自然のフィールド以外にも、夏の撮影を楽しめるイベントはたくさんあります。夏の風物詩といえば、「花火」と「祭」。花火撮影については「光で魅せるキラキラ写真」でも触れていますが、撮影テクニックだけでなく、ベストポジション探しの方が重要ともいえます。打ち上げ場所の上空がよく見えること、あと風向きのチェックも忘れずに。煙によって花火が隠れてしまうことがありますから、打ち上げ場所より風上を選ぶようにしましょう。

もうひとつの風物詩、「祭」。地域によって、さまざまな祭がありますね。祭撮影時のポイントは、着眼点といえるでしょう。瞬間を見逃さずに撮る、それが大切なポイントになります。とくに神輿の撮影をするときなどは、撮影する場所をしっかりと確保してのぞんでくださいね。

最後に、夏の空の魅力について。真っ青な空に浮かぶ入道雲や夕暮れ時に見られる美しいグラデーションなど、夏空はとてもフォトジェニックな被写体です。そんな夏空みたいなステキな夏の思い出を写真にしっかり残してくださいね。

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花火の撮影は、たくさんの花火があがるタイミングでシャッターを押すようにします。明るいので撮りやすく、華やかな印象の写真になります。祭の風景は、全体を撮ると、どうしてもごちゃごちゃとした印象になりがちです。メインとなる被写体をアップで切り取るのがおすすめですよ。

© SUZUKI TOMOKO

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