フォトいろは - キラキラ輝く思い出写真を!‐運動会での写真の撮り方‐

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キラキラ輝く思い出写真を!‐運動会での写真の撮り方‐

家族にとっての一大イベントとなる運動会。運動会のさまざまなシーンを印象的に撮るコツとポイントをご紹介します!

玉入れや綱引き、徒競走など、競技に熱中している表情。
一生懸命練習してきた演技を披露する姿...真剣な眼差しで子どもたちがキラキラと輝く瞬間です。
大切な思い出となる運動会のさまざまなシーンをしっかりと写真に残しましょう。

よい写真はポジションどりで決まる

運動会での撮影を難しくさせる理由のひとつは、グラウンドが大勢の人で溢れていること。我が子の勇姿を写真に収めようと意気込んでいるのはみんな同じ。限られた絶好の撮影スポットにはたくさんの親たちが集まります。最前列を確保できれば万々歳ですが、それが難しい場合は人の隙間をぬって撮影するしかありませんね。このときは望遠レンズが有効です。200mm以上のレンズがある方は積極的に使いましょう。

ただ、よいポジションを確保できても、肝心の我が子を見つけられなければ意味がありません。たくさんの子どもたちの中から探すのは意外と難しいものなのです。派手な色の髪留めや特徴のある靴や靴下を履かせておくと目印になって探しやすくなりますよ。

また、事前に我が子の登場機会やポジションを確認しておくことも大切です。走る競技であれば、何レースの何コースか。演技であれば、グラウンドのどの辺りで何色の衣装を身につけているのか。焦るばかりで一枚も撮れなかった、間違えて他の子を撮っていたなんてことがないように、事前の情報収集と準備をしっかりと行ないましょう。

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よいポジションを確保することは重要ですが、まわりの人の迷惑にならないように譲り合う気持ちも忘れずに。自分の子どもの出番が終わったら場所を譲るなど、みんなが気持ちよく撮影できるように配慮しましょう。もちろん学校が定めたルールにも従ってくださいね。使用が認められている場合は、脚立を使うのも有効です。少し高い位置から狙えるので後方からでも撮影ができますよ。

走る姿をダイナミックに

運動会といえば、やっぱり徒競走ですね!一生懸命に走る子どもたちの姿は、ぜひとも写真に収めておきたいものです。躍動感溢れる子どもの姿をきっちりと撮るために、カメラの設定をいくつか行ないましょう。走る姿をブレずにピタッと止めて撮るためにはシャッター速度を調節します。マニュアルモードまたはシャッター速度優先モードにし、1/500~1/1000の早いシャッター速度に設定しましょう。それから、ピントは追従モード(AIサーボ、AF-C)にして連続撮影ができるように設定します。これらの設定ができない機種ではスポーツモードで撮影するようにしましょう。

当然ながら、撮影する位置によって撮れる写真は異なります。ゴール側に陣取り、こちらに向かって走ってくるところを撮るか、サイドから自分の前を走り抜けるところを撮るか。好みが分かれるところですが、初めて撮るときは正面からをおすすめします。サイドから狙うと、横一線のレースだった場合に他の子が被ってしまったり、コース脇に立っている先生がフレームに入ってきてしまったりと、自分の子どもが写らないことがあるからです。

どちらから撮るにしても、本番は一回きり。我が子が走る前のレースで何度か試し撮りをして感覚を掴み、最高の一枚が撮れるようにしておいてくださいね。

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シャッターチャンスは走っているときだけではありません。レース前のワクワク顔、スタート直前の真剣な緊張した表情、ゴール後の喜びや悔しさの表情。すべてがシャッターチャンスです。撮影に慣れ、余裕がでてきたら、いろいろな場面の表情を狙ってみてくださいね。

運動会の写真は家族みんなの宝物

運動会は、子どもたちにとってスペシャルなイベント。その特別な一日を余すことなく撮ってあげましょう。普段、家では見ることができない表情を撮れる数少ないチャンスです。例えば、自分の子どもが出場しないプログラムのときは、応援席で自分のチームを一生懸命応援している姿やお友達と楽しそうに会話をしている様子も撮ってみてください。かわいい我が子の自然な姿を写した写真は、親にとって大切な宝物になりますよ。

また、お昼休憩も思い出に残る運動会の楽しいひととき。家族でお弁当を食べるのも子供にとっては特別で、うれしい時間。美味しそうに食べる姿やリラックスした表情を写真に残しておきましょう。それから、万国旗やスコアボード、スターターピストルなど、運動会ならではのイメージカットを撮っておくのもおもしろいですよ。写真をプリントしてアルバムにしたり、スライドショーで見たりするときに、数カットでもそのようなイメージが入っていると、とってもお洒落な感じになります。

競技中はどうしても自分の子どもばかりに集中してしまいがちですが、できれば運動会全体の様子、雰囲気も撮っておくようにしましょう。親からしたら何てことのない写真でも、子どもたちにとっては思い出の一枚として目に映るかもしれません。たまたま写った友達、先生たち、グラウンドに校舎。何年か経って見返したときには、忘れかけていた思い出が鮮やかによみがえってくることでしょう。それはきっと子供にとってのかけがえのない宝物になるはずですよ。

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仲のよい友達の顔がわかる場合は、その子の写真も撮っておいてあげると喜ばれます。また、お母さんが頑張って作ってくれたお弁当もぜひ写真に撮っておきましょう。校舎などの写真は、建て替えがあった場合などに記録写真の役割も果たしてくれます。

© OGAWA AKIYO & YUZAWA YUSUKE

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