光がポイント!お料理フォト撮影のコツ!

光がポイント!お料理フォト撮影のコツ

大野 咲子

株式会社hue Photographer

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大野 咲子

東京造形大学 デザイン学科、東京ビジュアルアーツ卒業後、株式会社ヒューに入社。料理やライフスタイルを中心とした広告やパッケージ、webの分野で活動。国内外で個展開催。雑誌やwebでアマチュア向けの料理写真のコツを多数掲載。

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2019.5.22

光をコントロールしておいしさアップ! @Sakiko Ohno

光をコントロールしておいしさアップ! @Sakiko Ohno

光のコントロールでおいしさアップ!

おいしそうな料理写真を撮るための最重要ポイントは光です。光の方向をコントロールしてキラッと光るハイライトを入れたり、立体感を出しておいしさが伝わる写真にしましょう。
今回は光の方向を、順光・サイド光・半逆光・逆光の4種類にわけて考えていきます(下図を参照) 。この中で料理撮影に適しているのがサイド光と半逆光です。逆光でもおいしそうな写真は撮れますが、使いこなすのは少々難しく、被写体を選びます。 NGなのは、立体感がなくなってしまう順光です。下の作例で、4つの光の違いを見てみましょう。

4つの光の違いとは?

4つの光の違いとは? 順光 @Sakiko Ohno

【順光】立体感がなく乾燥して見える。

4つの光の違いとは? サイド光 @Sakiko Ohno

【サイド光】料理は色と立体感が出ておいしそうだが、飲み物は暗くなっている。

4つの光の違いとは? 半逆光 @Sakiko Ohno

【半逆光】料理も飲み物もおいしそう。

4つの光の違いとは? 逆光 @Sakiko Ohno

【逆光】飲み物はおいしそうだが料理は色がわからない

2つのアイテムで、家でも簡単撮影。

家で撮るときには、上図のサイド光か半逆光の位置関係になるように、窓際にテーブルを用意してカメラを構えます。直射日光が強すぎる場合は、透けるカーテンを閉めたり、半透明のゴミ袋などを窓に貼って光を弱めてください。
また、影が暗いと感じたら、窓と反対側に白いシャツやコピー用紙など、白いものを置いて光を反射させて光を調節してみましょう。意外と簡単に撮れますので試してみてください。

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