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ぬくぬく写真でほっこりしよう ‐あったかさを伝える写真の撮り方‐

北風に枯れ葉舞う季節。あったかさを伝えるぬくぬくな一枚を。

寒い季節に欲しいのは、心がほっこりするようなぬくもり。それを写真で表現できたら、うれしいですよね。
思わずほっこりしちゃう「ぬくぬく写真」を撮るための、ちょっとしたコツとヒントをご紹介します。

写真の色味を意識する

ぬくぬく写真にとって、色味はとても大切な要素。暖色系、寒色系などと言われるように、色によって印象は大きく変わります。あたたかみを感じるのは、やはり暖色系ですよね!赤、黄色、オレンジ、茶色などをメインにすれば、あったかいイメージに。青みがかった色よりも、黄色や赤みのある色を意識しましょう。

青っぽい写真は寒々しく見えてしまうので、撮影する時にホワイトバランスの設定を変えてみましょう。晴れの日に、くもりや日陰モードで撮ると、全体的に黄色っぽい色になります。美しい夕焼け空のオレンジ色もホワイトバランスを変えることで強調できるようになりますよ。色味の変化を手軽に楽しめるちょっとしたテクニックです。

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太陽やキャンドルの写真などにもあたたかみは感じられますね。手をつなぐカップルの絵もぬくもりが伝わってきます。夕焼けもホワイトバランスを日陰モードにして、オレンジを強調しました。

ふわふわを撮る

毛のふわふわしたペット、ニットやマフラーなどは、あったかくて癒されるイメージですね。

ふわふわを撮影する際のポイントは、光の方向です。被写体が持つふわっとした質感を見せるには、逆光が効果的なんです。逆光とは簡単に言うと、カメラを構えている正面側に光がある状態です。太陽の光だけでなく、自宅の照明などでも逆光の状態にすることはできますよ。ただ、逆光での撮影は手前側が影になってしまうので、暗くなりすぎないように気をつけてくださいね。

ニットやマフラーなど、冬に欠かせない衣服、アイテムをふわっと見せるコツも逆光です。背景を窓にして太陽の光で撮るのが一番手軽。直射日光ではなく、レースのカーテンをひいておきましょう。光がふんわりとまわり、きれいに写すことができますよ。

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ふわふわしたペットを飼われている方は、ぜひ逆光撮影を試してみてください。お気に入りのウールアイテムやぬいぐるみなど、冬は身の回りに「ぬくぬく」がたくさん見つかりますね。

あったかゴハンを撮る

あったかゴハンは、なんといっても早めに写すことがポイント。狙うべきは湯気ですね!湯気を写すポイントは、光の方向と背景です。斜め後ろからあたる逆光にして、湯気を強調しましょう。このとき背景は暗くないと湯気が目立たないので注意してください。目でははっきりと見えているのに、なかなかうまく写真に捉えられない湯気ですが、写すことに夢中になって、せっかくのゴハンが冷めてしまわないようにしてくださいね。

それから冬といえば、焼き芋…手に持っているだけでぬくぬくしますよね。散策の途中で見つけた手焼き煎餅のお店…網の上でこんがり焼けた煎餅にほっこりです。そのほか、冬の定番ともいえるお鍋、カフェオレやココアなどの温かい飲みものも、ぬくぬく写真の代表的アイテム!ほっとする香りや音まで届くような、ぬくぬくな一枚を目指しましょう!

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湯気が消えてしまわないうちに撮るスピード勝負。逆光があたる場所を見つけて、撮影するのがポイントです。暗めの背景ならば、湯気がはっきり写ります。湯気が出ていると、臨場感もプラスされます。挑戦してみてくださいね!

© SUZUKI TOMOKO

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