子供の成長記録は赤ちゃんがお腹の中にいる所から始まります。
撮り逃してしまいがちなマタニティ写真~ニューボーン写真を素敵に残しましょう。
出産して1ヶ月経つくらいまでは、バタバタとしがちで写真を撮り忘れてしまう事も多いでしょう。けれど事前に撮りたいイメージを頭の片隅においておけば慌てずにマタニティ~ニューボーンフォトを撮る事が出来ますよ。
新しい命をお腹に宿した女性の神秘的な姿。そんな姿を収めたのがマタニティ写真です。マタニティ撮影はお腹の大きさが目立ってくる妊娠32〜36週くらいを目安に撮るといいでしょう。
さてこのマタニティ撮影ですがプロに撮ってもらわなくても工夫次第でプロ顔負けの写真を撮ることができます。その為には夫婦の力を合わせましょう。人前でお腹を出す事に抵抗がある方も、カメラマンがご主人なら安心ですよね。
まずポイントとなるのは衣装です。柔らかい生地のワンピースや、ブラトップ+スカートの組み合わせなど、お腹の膨らみがわかるような衣装選びが大切です。
次のポイントは撮影場所。お家の中でも明るく撮れる窓際がオススメです。窓にレースのカーテンを掛けておく事を忘れずに。こうする事で柔らかな光を背にした温かみのある写真に仕上がります。写真に変化をつけたい場合はエコー写真を添えて撮ったり、お腹に文字を書いたり、上の子がいる場合はお腹にキスしているシーンを撮るのもいいでしょう。
そして一番のポイントはリラックスして撮る事。幸せに溢れた妊婦さんの表情が何よりも美しいのですから。そして生まれた子供が大きくなったら一緒に見返して下さい。幸せに写っている姿を見て、親は生まれてきてくれた事に子は産んでくれた事に感謝するはずです。
ニューボーンフォトとは新生児写真の事で生後28日未満の赤ちゃんを新生児と言います。元々は海外が発祥のニューボーンフォトですが、カメラやスマホの普及で気軽に写真を撮れる事から日本でもじわじわと流行りだしています。せっかくなら日々成長していく赤ちゃんの今しかない姿をしっかりと残しておきましょう。
まず押さえておきたいポイントは表情です。生後間もない赤ちゃんはほとんどの時間目を閉じています。でもよく見てみると泣いたり、笑ったり、あくびをしたりと実に様々な表情を見せてくれます。そんな一瞬一瞬変わる表情をできるだけ多く撮っておくといいでしょう。
赤ちゃんの小ささが分かるように大人の手も一緒に写してみましょう。作例にあるお母さんの両手に包まれている写真は赤ちゃんの小ささがよくわかり、笑ったような赤ちゃんの表情からお母さんの優しさまで伝わってきますよね。
またミルクを飲んだり、オムツを取り替えたり、沐浴しているシーンなど日常の生活の様子を残しておくのもお忘れなく。単なる記録写真にならないよう明るいレンズを使い開放値で撮る事をオススメします。
お顔が赤黒いのも赤ちゃんの特徴です。その赤味も徐々に薄れてきますのでその前に記念として残しておきましょう。大きな鳴き声が聞こえてきそうな写真も赤ちゃんらしさが良く出ていますね。
日常の姿をふんわりと撮るだけでも充分可愛いですが、少し華やかにしたいと思ったらちょっとした小物を使ってみましょう。まず必要なのが敷物です。赤ちゃんが眠りやすいようにできるだけふわふわで肌触りが良い物を用意しましょう。柔らかい敷物を使う事で赤ちゃんにやさしいだけでなく、写真にも柔らかみが現れます。ナチュラルな雰囲気で撮りたい場合は白やベージュに、少し派手にしたい場合は紺や茶、グリーンといった感じで撮りたいイメージに合わせて敷物の色を変えてみましょう。
マタニティ撮影でアクセントに使うサッシュベルトはニューボーン撮影でも使えます。丸まって寝ている赤ちゃんにつければまるで天使のような雰囲気で撮ることも可能です。他にもニットの帽子やマフラーなどを使って頭を覆ってあげるもの可愛いですよ。また赤ちゃんの体がすっぽりと入る大きさの籠を用意して真上から撮ってみるのも面白いです。
ニューボーンフォトを裸で撮る場合は室温等にも注意しましょう。可愛いからといって夢中にならず、赤ちゃんの体調を一番に考えて無理をせず、ほどほどに撮影する事を心がけましょう。
アングルやフレーミング次第でも写真の雰囲気はガラリと変わります。全身を入れてみたりバストアップで切り取ってみたりと工夫して写真に変化をつけましょう。
© OGAWA AKIYO & YUZAWA YUSUKE
「フォトいろは」は、カメラ女子なら一度は撮りたいテーマや、トライしてみたい撮影テクニックをとり揃えたコンテンツです。カメラ初心者から、もっと上手くなりたい中級者まで、写真のヒントがいっぱい!
その他にも、さまざまなコンテンツが満載!