夏の太陽の日射し、まぶしい水面。光のきらめきに出会ったらキラキラ写真に挑戦しよう!
「キラキラ」は輝きをあらわす擬音のひとつ。この言葉から何を連想しますか?太陽の日射しや夜空の星、それともジュエリーでしょうか?イメージがいろいろ膨らみますよね。そう、私たちのまわりには、たくさんのきらめきがあります。心ときめくキラキラに出会ったら、「キラキラ写真」に挑戦です!いくつかのポイントをおさえれば、キラキラ写真は簡単に撮ることができますよ。
記念写真を撮る時など、逆光はあまり良くないとされています。逆光とは被写体の背後からあたる光のこと。そのため顔の部分が影になってしまうので、写真が暗くなってしまうのです。敬遠されがちな逆光ですが、透明感やキラキラした雰囲気が出しやすい光でもあります。キラキラ写真を撮るには、逆光であることが大切なポイントです。
屋外では太陽の位置、室内では窓の位置を意識するようにすれば、キラキラは簡単に見つけることができます。木漏れ日をイメージしてください。見上げた木々の上には太陽があり、その光がキラキラとしたきらめきを作り出しています。光にかざせば、グラスなどのガラス製品にもキラキラとした光が見えてきます。どちらのキラキラも逆光による効果だということがわかりますよね。
キラキラを見つけたら、あとはシャッターを押すだけ。これでキラキラ写真は完成!ですが、ひとつだけ注意点があります。暗すぎる写真ではキラキラ感が弱まってしまいます。できるだけ明るく撮るように心がけましょう。
逆光を味方につければ、たくさんのキラキラ写真を撮ることができます。花や木漏れ日、自然の中にもたくさんの発見がありますよ!キラキラポイントは、身近なところにたくさん隠れています。陽が傾く夕方の時間は、石畳も光り輝いて見えます。逆光ではありませんが、道路にできた木々の影からもきらめきを感じますよね。
晴天時の海や川、湖などの水辺では、太陽の反射によって水面がキラキラ光っています。水と光が合わされば、そこはキラキラパラダイス。広い意味でとらえれば、水たまり、公園の噴水なども水辺ですね。
ただ、水があるからといって、必ずキラキラ写真が撮れるわけではありません。そこに光がないとダメなんです。ここでも基本は逆光です。晴れの日、特に早朝や夕方は太陽の位置が低いため、反射した光によってできるきらめきを、たくさん見つけることができますよ。キラキラ写真を撮るベストタイムです。
雨の日やくもりの日でも、雨の雫などを輝かせて撮ることはできます。晴れの日のような強いきらめきはありませんが、雲が覆った白っぽい空が雫に映り込み、キラキラとしたイメージの写真が撮れるんです。天気が悪いからとあきらめずに、水のある場所に注目して、キラッと光るポイントを探してみてくださいね。
水辺にはキラキラがたくさん!点状になった光をぼかすと、幻想的な丸い光が現れます。公園の噴水も逆光を狙えば、光のシャワーに。雨の日には花や葉の上にある雫が、光の粒となって輝きます。また水族館の水槽の中を覗けば、キラキラポイントがたくさん見つかります。
「キラキラ」といえば、夜景をイメージする人も多いかも知れません。太陽光だけでなく、夜景のような人工的な光がある場所もキラキラポイントです。カラフルな色の光は、とても美しいですよね。日本は世界的にみて、夜景人気の高い国なんだそうですよ。夜景とともに、夏の夜の風物詩ともいえる花火もあります。
夜景や花火の撮影は、それほど難しいものではありません。スマートフォンなどでも、ある程度は綺麗に撮れるものです。カメラによっては、手持ち夜景モードなどもあるので、気軽に夜のキラキラ写真を楽しむことができますよ。
「天気を味方につける」で取り上げた雨のシーンのように、路面にネオンの灯りが反射しているドラマチックなキラキラもあります。雨の夜ならではですね。また、屋外だけでなく、シャンデリアなどの照明器具、並べたキャンドル、ガラス製品、ジュエリーなど、輝くアイテムは室内にもたくさんあります。いろいろなシーンで撮れるキラキラ写真、ぜひお試しあれ!
昼間でも夜でも、光さえあればキラキラシーンは見つかります。ここで注目したいのは、光が透過、反射をするアイテムです。ガラスなどはピッタリな被写体ですよね。夜景や花火を撮る場合は、できるだけ光の多いポイントを狙いましょう。キラキラした感じが強くなるので、画面に華やかさを演出してくれますよ。
*光の向きを意識した撮り方はコチラ
© SUZUKI TOMOKO
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