1歳はベビーからキッズへと成長する大切な時期。
日々成長する我が子をたくさん撮って、愛情たっぷりの写真を残しましょう!
ふとした瞬間の表情がやけにしっかりして見えて、「うちの子も大きくなったなぁ」と思えば、ベビーらしいあどけない表情やしぐさに戻ったりと、1歳はベビーからキッズへと成長していくとても大切な時期です。ベビーっぽさの残るかわいらしい姿を撮り逃さないように、成長の記録を素敵な写真で残しておきましょう。大人の会話もだんだん理解するようになるので、しっかりとコミュニケーションをとりながら楽しく撮影してくださいね。
1歳になると、多くの子は一人で歩けるようになり、口にする言葉も一つの単語から二つの単語に増え、好きな音楽に合わせてリズムをとったりするようになって、毎日のように成長を感じることができます。そして、1歳半を過ぎる頃には、いくつかの言葉を組み合わせての会話も。その中で、よくわからない言葉を使うこともしばしばですが、何かを伝えようと一生懸命お話しする姿には胸がキュンとします。この時期は、ベビーからキッズへの過渡期の記録を撮る最適なタイミングなんですね。
ベビーらしいかわいらしさと言えば、オムツをはいたプリプリのおしり!プリッと突き出したおしりはベビーならではのもので、しゃがんだり、ペタンとおしりをつけて座る姿はぜひとも撮り残しておきたいところです。成長するにつれて全体的に細くなり、動きも機敏になってくるので、おしりを突き出しながら、ゆっくりとしゃがむ姿が撮れるのは期間限定。カメラはスマートフォンでもコンデジでも何でもOK!できるだけ子どもの目線の高さで撮影するとよいですよ。
日々成長する我が子の「今」をしっかりと残しましょう。成長とともに薄くなる幼さはもう戻ってきません。ベビーらしさの残る姿はとっても貴重なのです。イメージっぽく残したい場合は、絞りを開放気味にしてふんわりぼかして撮りましょう。
1歳になると行動範囲もまた増えてきます。例えば、0歳の頃はお母さんに抱っこされたり、ベビーカーに乗って行っていた近所の公園。でも1歳になると、もう自分の足で歩き、自分の意志で遊ぶようになります。そして、行動範囲が広がるとともに色々な物に興味を示すようになるのです。そんな子供のあふれる好奇心を写真に収めましょう。
特に残しておきたいのが様々な初めての体験。初めて行く場所や初めて遊ぶおもちゃ、初めての花火に初めての雪遊び。子どもにとっては、見るものすべてが新鮮です。
そのときの感動した表情、しぐさをぜひ押さえておきましょう。ポイントはできるだけ自然な表情を狙うこと。初めてのものごとに驚いたり、喜んだり、夢中になったりしている、ありのままの姿をきれいに残してあげましょう。ただ、あまり近くでパシャパシャ撮っていると、カメラに興味を示してしまうこともあるので、まずは感動している対象に集中できるような状態を保って撮影をしましょう。そして、子どもがこちらを気にし始めるようになったら、今度はカメラ目線の写真を撮るチャンスがやってきます。こうすることでイメージ写真と記念写真の2パターンを撮ることができますよ。
1歳の子どもには、初めての体験がたくさんあります。その一つ一つをできるだけ多く残してあげましょう。たくさん撮りためたら、初めて体験を集めたアルバムを作るのも楽しいですよ。子供がちょっと大きくなったら、一緒にアルバムを見返して、次はどんなことをしたいかを親子で話すのも楽しみになりますね。
そしてまた、子どもの感情も豊かになっていきます。大人になると、なかなか素直に感情を表現しなくなったり、できなくなったりしますが、子どもは違います。喜び、悲しみ、驚きなどの感情をストレートに表情に出してくれて、そのすべての表情がキラキラと輝いています。そんなナチュラルな表情もまた、しっかりと残しておきましょう。ポイントは連写モードで撮影すること。子供の表情は、一瞬でコロコロと変わってしまうので、よい瞬間を逃さないためにも連写は必須です。一眼やミラーレス、コンデジはもちろん、スマートフォンのカメラでも連写はできますので試してみてくださいね。
さて、ここで基本に戻るようですが、よい表情を撮るためには、まずは子供と一緒に楽しみましょう!カメラを構える前に、公園などの広い場所で思いっきり遊ぶこと。いきなり撮影しようとしても、なかなかよい表情は出てきませんよ。
お友達がいるのなら、一緒にいるところを撮ってあげましょう。仲よく笑っていたと思ったら、おもちゃを取りあってケンカを始めたり、おもちゃを取られて泣いてしまったりと、本当にいろいろな表情を見せてくれます。そして、そのふれあいの中から子供も様々なことを学び、成長してくれるので、一石二鳥ですね。
笑った顔だけでなく、泣いた顔や怒った顔も残しておきましょう。きっと大切な宝物になるはずです。撮ることにあまり夢中になり過ぎず、子供のペースに合わせて無理なく撮影を楽しんでくださいね。
© OGAWA AKIYO & YUZAWA YUSUKE
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