フォトいろは - 夜のキラキラで魅せる! ‐イルミネーション&夜景の撮り方-

TOPへ

夜のキラキラで魅せる! ‐イルミネーション&夜景の撮り方‐

息を白くはずませながら、冬のイルミネーション&夜景撮影を。空気も澄んで、そこにはたくさんのキラメキがあるはず。

夜は長く、景色にも色が少ない冬。そんな季節の夜に彩りとエレガンスを与えるのがイルミネーションですね!ぜひ写真に収めたいものですが、夜間の撮影は昼間よりも光が弱いため、注意が必要になります。いくつかのポイントをおさえて、美しい「夜のキラキラ」をドラマチックに写し撮ってください!

イルミネーションを撮るコツ

クリスマスのデコレーション、街路樹に装飾したもの、舗道のライトアップなど、 イルミネーションにはいろいろなタイプがあります。ウィンターシーズンは街の通りや公園、商業施設、テーマパークといったさまざまな場所がキラキラであふれていますね。

イルミネーションは肉眼では明るく見えてはいますが、太陽の光に比べると光量が弱いので、写真に撮るとブレてしまうことがあります。それを防ぐための簡単な方法として、カメラの場合でしたら、ISO感度の数字をあげてみましょう。ほかにもストラップを首からかけ、それをピーンと張って撮影をする。安定した場所にカメラを置き、動かないようにシャッターを押す。手すりに肘を置いて固定するなど、方法はいくつかあります。これはスマートフォンなどでの撮影にも活用できますね。また、カメラによっては手持ち夜景モードという設定もありますが、本格的に撮りたい方には三脚の使用をおすすめします。

それから、イルミネーションは近づいてアップに写してしまうと、光がわずかしか入らずに寂しい印象の写真になりがちです。ですから、なるべく引きで撮り、イルミネーション全体が写るように心がけましょう。

  • txt01_img_a
  • txt01_img_b
  • txt01_img_c
  • txt01_img_d

ツリーや街路樹などに飾られたライトは、全体を写した方がキラキラが華やかに写りますね。空がまっ暗になる前の時間に撮るのがおすすめ。空にまだ色があるので、雰囲気のよい写真が撮れますよ!

美しい夜景を撮るヒント

タワーやビルの展望室などの高い場所では、広い範囲の夜景を写真におさめることができますね。ただ、そのような場所には窓ガラスがあります。明るい展望室では照明やまわりの環境、そして撮影をする自分の姿まで写ってしまいます。これらの映り込みを防ぐためには、カメラをガラスにくっつけたり、かなり近づけて撮影をすると効果的です。

また、夜景の撮影では、カメラのフラッシュはオフにしてくださいね。窓ガラスのある場所ではフラッシュの光が反射してしまい、せっかくの景色が見えなくなってしまいます。夜景を狙うときは、オートのままだとフラッシュが光ってしまうので、「発光禁止」に設定することをお忘れなく。

それから、高所からでなくても、街のネオンなどを写しても雰囲気がありますね。そのほか、車のヘッドライトやテールランプなんかでも光のキラキラを楽しめます。夜景の撮影はイルミネーション同様、手ブレをしないように気をつけてくださいね。

  • txt02_img_a
  • txt02_img_b
  • txt02_img_c
  • txt02_img_d

タワーやビルの展望室からの夜景は最高の眺めです。ぜひ写真に残してくださいね。水辺で撮る夜景は水面にイルミネーションの光が反射をするので、華やかな印象になりますよ。また、道路の上に光が反射する雨天時や雨上がりの夜も、とてもきれいな夜景が見られるはずです!

室内でのキラキラ撮影

室内でキラキラを撮影する際は、太陽の光が入ってきていなければ、夜に撮影をするときと同じようなポイントをおさえておく必要があります。光がどうしても弱くなってしまうからです。

キャンドルを撮影するときは、まわりが暗いほうが炎の明るさが強調されます。ですから、明るい室内ではなく、照明を消して写すほうが雰囲気のよい写真になりますね。それから、炎は明るく写すと、まっ白に飛んでしまうので、キャンドルやライトなどの照明は暗めに撮るようにしましょう。装飾のついたシャンデリアなどは、光があたることでキラキラと輝きます。キラキラがよく見える角度を探してみてくださいね。

そのほか、ステンドグラスや磨りガラスなどもありますが、これらには外光が透過することによって、美しい色や風合いがでてきます。撮影時の明るさは、窓の明るさに合わせましょう。手前の壁などに合わせてしまうと、窓が明るく写ってしまい、綺麗な色を出すことができません。少し暗めに写すことがポイントになりますよ。

  • txt03_img_a
  • txt03_img_b
  • txt03_img_c
  • txt03_img_d

室内での撮影も夜景と一緒で、手ブレには気をつけたいですね。ここにあげている写真は、すべて日中に撮影をしました。太陽のあたらない場所だと、夜の雰囲気も出せるんです。壁やテーブルによっては、水辺の夜景のように反射する光が加わるので、ダブルのキラキラが楽しめることも!

© SUZUKI TOMOKO

「フォトいろは」は、カメラ女子なら一度は撮りたいテーマや、トライしてみたい撮影テクニックをとり揃えたコンテンツです。カメラ初心者から、もっと上手くなりたい中級者まで、写真のヒントがいっぱい!

その他にも、さまざまなコンテンツが満載!

キヤノンイメージゲートウェイ TOPへ