わんこと一緒のお出かけやいつものお散歩の様子を印象的に写し撮るコツをご紹介します!
愛犬と一緒に外へ出るときはカメラも忘れずに!
季節の花々や素敵な街並み、屋外にはわんこを撮りたくなるようなシチュエーションがいっぱいです。
通い慣れた散歩道がじつは絶好の撮影スポットかもしれませんよ。愛犬との楽しい時間をたくさん写真に残しましょう。
お散歩中の撮影で注意すべきは太陽の光。太陽の位置に合わせて、撮影ポジションやカメラの設定を変えてみましょう。最初に注意したいのがホワイトバランス(以下WB)。晴天時と曇り時、日なたと日陰では色温度が異なり、仕上がりの色味が変わります。初期設定時のオートホワイトバランス(AWB)で撮っていて色味がおかしいと感じたときは、太陽マークや曇りマークなど、その状況に合わせてWBを設定し、正しい色で撮影するようにしましょう。
次に気をつけたいのが太陽の位置。愛犬と向き合って正面から撮影をする場合、わんこの正面から照らす光を順光、後方からの光を逆光、横からの光をサイド光といいます。順光は全体をまんべんなく照らしてくれますが、明暗がなくペッタリとした印象になりがちです。また、光が強すぎると愛犬が目を細めてしまうこともあるので要注意。サイド光は、左右で明暗がはっきりと分かれるため、印象的な写真をねらいたいときにオススメです。逆光については、被写体が暗くなるからという理由で避けている方も多いと思いますが、じつは後ろから照らされた毛の輪郭がキラキラと光って、綺麗な写真が撮れるのです。ただし設定を怠ると、やはり被写体は暗くなってしまうため、露出補正機能を使って明るく写してあげましょう。
それでも、太陽の位置をあれこれ考えて撮影するのが苦手という方は、曇りの日の撮影がオススメ。曇りの日は明暗が出にくいため、どの方向から撮っても綺麗に撮ることができますよ。
被写体が暗く写るという、逆光の特性を活かした撮影法がシルエット撮影。夕陽をバックに撮影すれば、とても印象的な作品に。真っ赤な夕陽を撮るには、色温度を高めに設定しておくことがポイントです。
屋外撮影で外せないのが季節の花々との撮影。四季折々の花と一緒に、季節感のある華やかな写真を撮ってみましょう。
よい写真を撮るためには、まず場所探しからスタート。身近で見つけたいと思ったら、大きな花壇がある公園を探しましょう。規模の大きな公園では季節ごとに花を植えている場合が多いので、さまざまな花との出会いが期待できます。ただ公園によっては、わんこ禁止エリアのために中に入れなかったり、観光客が多くて撮りづらいといったこともあるので注意が必要です。また、河川敷や土手などにあるお花畑も公園ほど人が多くなくて撮りやすく、オススメです。
よさげな場所を見つけたら、いざ撮影...ところが愛犬を地面に座らせて撮ろうとすると、背景には花の茎しか写らない!と、たいていの方が花とわんこの背の高さの違いに悩まされます。その解決策のひとつとして、わんこ用カートに乗せて高さ調整をして撮影に臨むのがオススメです。絞りを開放気味にし、ふんわりとぼかして明るめに撮ると、やわらかで温かい感じの写真になりますよ。
天気がよい日は、あおり気味に撮って、青空も入れてあげると爽やかな写真になります。春の桜は、場所によっては地面スレスレのところまで枝が下がっている場合があります。高さ調節をせずに済む場所をあらかじめ探しておくと撮影が楽になりますね。
ちょっと遠方にお出かけしたときは愛犬を撮るけれど、日常のお散歩シーンでは写真は撮らないという方が多いはず。でも、何気ない日常の写真は記録写真的な役割もしてくれるので、ぜひ残しておきましょう。
かわいい愛犬をアップで撮りたくなるところですが、散歩道の景色もしっかりと入る構図で撮るのがオススメ。何年か後に見返したときに、「あの頃から変わらない」とか「昔はこんなだっだね」と、愛犬と過ごした時間の経過や街並みの変化を楽しむことができますよ。
ただ、いつも歩いているお散歩コースの写真では面白みがない、と感じる場合は、カメラのエフェクト機能を使って、雰囲気を変えて撮ってみてください。最近では、カメラはもちろん、スマホにもさまざまな機能がついています。色調を落としたり、あえてノイズを加えてレトロな感じを出したり、水彩画風や油絵風に仕上げてみたり、ミニチュア風に撮ってみたり。いろいろ試して、自分好みのアーティスティックな愛犬写真に挑戦してみましょう。
エフェクトを上手に使えば、いつもと違った雰囲気に。うまく空間をとって撮影すれば、後から文字を入れてお洒落な愛犬ポストカードにすることもできますよ。素敵な思い出となる作品づくりに挑戦してみましょう。
*愛犬撮影のコツはコチラ
© OGAWA AKIYO & YUZAWA YUSUKE
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