フォトいろは - 秋スナップのすすめ ‐秋ならではの写真の撮り方-

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秋スナップのすすめ ‐秋ならではの写真の撮り方-

秋ならではの被写体を見つけて「わたしの秋」を写し撮ろう!

厳しい暑さがやわらぎ、秋の草花が顔を出す季節。秋祭りや運動会など、イベントの多い時期でもありますね。夏から秋、そして秋から冬へ、季節のうつろいを感じながらの秋スナップがおすすめです。見上げた空や、足元にもさまざまな秋が見つかるはず。とっておきの「わたしの秋」を写し撮ってくださいね。

“○○の秋、みつけた!”

秋といえば、「○○の秋」と形容されますよね。○○の中にイメージする言葉、これが秋スナップのヒントになります。

例えば「食欲の秋」、そこからイメージを膨らませてみましょう。料理や食材、果実や木の実など、たくさんの被写体が思い浮かびますね。

また、「スポーツの秋」といえば、運動会。運動会での撮影は、場所取りが重要ですが、ベストなポジションが確保できなかった時は、ズームの望遠側を利用してアップで狙うようにしましょう。ただし望遠での撮影は、手ぶれが起こりやすくなるのでご注意くださいね。

それから、秋の室内でのテーブルフォトも楽しいですよ。「読書の秋」や「芸術の秋」を撮るイメージで、挑戦してみてください。室内は屋外よりも光が弱く暗くなるので、窓の近くで撮影するようにしましょう。明るすぎて雰囲気がでない時は、レースのカーテンをひいて光をやわらげるようにします。ふんわりと優しい秋らしい雰囲気の写真が撮れますよ。

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実り・読書・スポーツ・芸術、○○の秋からイメージした写真です。秋をイメージさせるシーンは、身近なところでたくさん見つかります。「読書の秋」は公園のベンチなどに本を置き、葉っぱや木の実などをプラスして、秋らしさを演出してもいいですね。

“花が伝える「秋のたより」”

秋から冬にかけて、たくさんの草花が見頃をむかえます。同じ花が群生している場所では、主役となる花を決めましょう。しっかりと観察して、状態のよい綺麗な花を選ぶようにします。

鮮やかな赤が魅力的な彼岸花は、秋を代表する花のひとつ。満開の期間が短い花なので、見頃を事前に調べておくとよいですね。そして秋を彩るコスモス。コスモスは茎が細いので、風があると大きく揺れてぶれてしまうケースがあります。そのような場合は、風が弱くなるタイミングを我慢強く待って撮るようにしましょう。どちらの花も、天候や光の方向によって表情が変わります。最も美しく見える角度を見つけてくださいね。

ススキの花穂は尾花といい、秋の季語にもなっています。キラキラと輝いて見える逆光撮影がおすすめ、ドラマチックな印象で切り取ってくださいね。また、色づいた稲穂も秋を象徴するものですね。同じ場所からの撮影でも、撮影する時間帯や撮る高さによって印象が変わっておもしろいものです。いろいろと試しながら変化を楽しんでみてください。

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秋を彩るのは赤やピンクの花だけではありません。ススキや稲穂は逆光で撮影すると、黄金色に輝きます。タイミングとしては陽が傾く時間帯が逆光の狙い目。四季のある日本ならではの秋の風景、情緒豊かに切り取ってくださいね。

“秋は自然をおさえる絶好のシーズン”

秋といえば、紅葉をイメージされる方も多いはず。紅葉の名所といわれるスポットは数多く存在し、ライトアップイベントなども開催されますね。光のあたり方によって、その色彩の感じは大きく変わりますが、モミジなどは、色鮮やかに写すことができる逆光での撮影がおすすめです。

さまざまな気象条件等がかさなり、秋の空は一年のうちで最も青く澄んで見えます。その空をより青く写すには、太陽を背にした順光で撮影することがポイントです。「うろこ雲」、「いわし雲」といった雲も多く見られる季節ですから、雲を被写体に狙ってみるのもよいでしょう。

それから、中秋の名月があり、月見もシーズンをむかえます。月の撮影は最も手軽な天体撮影ともいわれていますが、撮影時は、カメラのズームを望遠側に設定をして撮影してくださいね。オートモードで撮影すると、カメラが自動的に明るく撮ろうとしてしまうため、月が真っ白になってしまいますから、暗めに撮るように心がけてください。

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紅葉の撮影時は、ホワイトバランスを「曇り」に設定することでも、赤や黄色が鮮やかに写せますよ。試してみてください。また、自然風景だけでなく、街も秋の装いになって、ウィンドウディスプレイなども季節を感じる被写体になりますね。

© SUZUKI TOMOKO

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