Professional Gear 冬の風景写真編

Professional Gear

田中達也氏
(写真家)

プロの写真家が使っている撮影機材をズバリ公開! 今回は、ドラマチックな風景写真やオーロラ、星空の作品でおなじみの写真家・田中達也先生が登場。冬の撮影フィールドでも快適に撮影できる装備を教えてもらいました。
(撮影協力:岩村ブラウンシーパーク)

写真家・田中達也先生
写真家・田中達也先生

田中達也

愛知県生まれ。医療ソーシャルワーカーとして精神障害者のケースワークに従事。その後、自然写真家として独立。身近な自然から風景・オーロラと幅広いジャンルを手がけ、繊細で力強い独創的な作風を特徴とする。オーロラと風景を組み合わせた一連の作品は海外からも高く評価され、カメラ誌・アウトドア誌・カレンダーなど多くの媒体に作品を発表している。
日本写真家協会・日本自然科学写真協会 各会員

Field Wear

厳冬期でも快適! 冬の風景写真ウェア

ときには極寒の北欧でひと晩中、星やオーロラ撮影に挑むこともある田中先生。マイナス40度の環境でも凍えない防寒ギアとは?

冬の風景写真ウェア
  • こだわりポイント1

    「手袋」に接着剤!?

    手袋

    ゴツい手袋は、スノーモービル用。指の関節が動かしやすくて気に入っているモノ。インナーの薄手の手袋には秘密があり、指先の黒い部分には「あるモノ」を塗ってカメラ操作しやすくしてあります。あるモノとは?

    手袋にゴム製品補習剤を塗って滑り止めに

    上の写真で薄い手袋の指先に塗っているのが、ゴム製品補習剤の世界的ブランド「ロックタイト」。メイン&サブ電子ダイヤルとシャッターボタンを触れる位置に塗れば滑り止めになり、手袋のままカメラを操作可能!

  • こだわりポイント2

    「帽子」は気温に合わせ
    3種類

    帽子は気温に合わせてチョイス

    帽子は気温に合わせてチョイス。左はマイナス40度でも温かいというウサギの毛でできたカナダ製の帽子。超温かい!

  • こだわりポイント3

    防寒の基本は「下着」

    下着はスポーツメーカーの機能性の高いモノを

    下着はアウトドア用の防寒機能が高いモノをチョイス。下着を「重ね着」するのはNG。体の動きを妨げてしまいます。
    靴下も気温に合わせて薄手のモノから厚手まで使い分けています。

  • こだわりポイント4

    「防寒靴」はマイナス100度対応!?

    防寒靴

    靴も環境に応じて使い分け。左は、ウインタースポーツの本場カナダのブーツメーカー「ソレル」のスノーブーツ。左のブーツのアルミ製インナーはマイナス100度にも耐える性能! 右の写真は新雪ウォーキングには欠かせないスノーシュー。「西洋かんじき」です。

〈温度別! 基本の防寒3パターン〉

「防寒着は、気温に合わせて3パターンを用意しています」という田中先生。「どんなに寒くても重ね着は4枚まで」が、冬のアウトドアの基本だとか。気温や気象条件に合わせて、下着、中間着、アウターをチョイスします。
下着は汗を吸い蒸発させ、肌を濡らさずドライに保つことが重要。中間着は体温で暖まった空気を溜めて保温、アウターは風をシャットダウンする役目があります。

防寒3パターン

Favorite Cameras & Lenses

冬の自然風景や星空撮影には、このカメラ!

EOS 5D Mark IV+EF16-35mm F2.8L III USM
EOS 5D Mark IV+EF16-35mm F2.8L III USM

EOS 5D Mark IVは現在主力の一台。とくに驚異的な進化を感じたのはJPEGのノイズ処理の高さや、優れたカラーバランスの絵づくりだそうです。EF16-35mm F2.8L III USMとの組み合わせは、高い精度が求められる星空撮影のベストチョイス!
「四隅まで星がきちんと点で再現できる。開放でも星がにじまず撮影できる。描写力がすばらしいレンズです」(田中先生)

EOS 5D Mark II+EF70-200mm F2.8L IS II USM

「旧機種EOS 5D Mark IIは愛着のあるカメラ。階調の広さ、とくにシャドー部分の階調の再現性が優れていることがポイントですね」(田中先生)。また、EF70-200mm F2.8L IS II USMは、風景撮影には欠かせない定番レンズ。

EOS 5D Mark II+EF70-200mm F2.8L IS II USM

「これまで撮影した写真を調べてみたら、多くの写真が焦点距離100mm前後での撮影でした。風景に意識が集中したときの見え方なのでしょう。100mm前後をフォローしているEF70-200mm F2.8L IS II USMはベストなズーム域なのです」(田中先生)

EOS 6D+EF100mm F2.8L マクロ IS USM
EOS 6D+EF100mm F2.8L マクロ IS USM

EOS 6Dはフルサイズのサブ機として愛用しているカメラ。これに100マクロという組み合わせでマクロ撮影でしょうか?
「このレンズはたいへん描写性能が高いので、風景や天体撮影にも積極的に使ってほしいレンズですね。このレンズの描写の切れ味を活用してほしいです」(田中先生)

バックアップは日々コツコツと!
田中先生おすすめの「SDカード」

サンディスク社製エクストリームプロSDXCカード(64GB)

サンディスク社製
エクストリームプロSDXCカード(64GB)

私が愛用しているのはSanDiskのSDカードです。風景写真の撮影が主なので、64GBぐらいの容量がちょうどよいですね。読み書きのスピードが速いタイプであれば、

バックアップするときの転送にかかる時間も短縮できるのでおすすめです。90MB/s以上の速度が望ましいです」(田中先生)

その他にも、さまざまなコンテンツが満載

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