月/作品1

自宅や街中でも、そしていま持っている機材で撮影OK!

月の撮影というと、超望遠レンズや天体望遠鏡が必要だと思われますが、広角レンズを使っての写真も悪くありません。風景写真の延長で、景色の良い場所でねらってみましょう。とくにトワイライトの時間帯がお勧めです。
この写真のように、朝焼け空で「月と明けの明星」が一緒に写るようなシーンは、眼で眺めていてもよいものです。自宅や近所でも、あるいはとっておきの撮影ポイントでも、いま持っている機材で撮影してみましょう。

EOS 5Ds・EF35mm F1.4L II USM・Mモード(F2.8 1.3秒)・ISO200
撮影地:長野県諏訪郡

月/作品2

地上の風景とからめて月を撮ってみよう!

換算135~200mm程度のちょっとした望遠レンズでも、月の表情を捉えることが可能です。地球照が見える「夕空の三日月」や、まん丸の満月が東の空から昇ってきたシーンなど、地上の景色をからめて撮影してみてください。
ところで、この写真のような細い三日月は思っているよりも暗く、シャッター速度が遅くなります。しっかりした三脚を用いて、ブレには気を使って撮影しましょう。

EOS 5D Mark II・EF70-200mm F4L IS USM・Mモード(F5.6 2秒)・ISO200
撮影地:長野県諏訪郡

月/作品3

超望遠撮影が可能なコンパクトデジタルカメラもお勧め!

かつては「月のアップ」を撮るなら、超望遠レンズか天体望遠鏡の出番……というのが常識でしたが、現在は超望遠撮影が可能なコンパクトデジタルカメラでも、かなり良い作品が撮れるようになりました。ぜひ試してみてください。この写真はPowerShotシリーズを用い、フルサイズ換算で2730mmという超望遠撮影を行っています。いくら手軽とはいえ、画面中央に月を入れる調整など少々コツは必要です。

PowerShot SX60 HS・プログレッシブファインズーム130倍(フルサイズ換算2730mm)・Mモード(F6.5・1/25秒)・ISO100
撮影地:東京都練馬区

ポイントまとめ

私達にとって最も身近な天体『月』。月はとても明るいので撮影しやすいし、毎日のように表情を変えるので、天体撮影の最初の一歩としてお勧めの対象です。いま持っている機材を上手く使って撮影に挑んでみてください。

1)自宅や街中でも、そしていま持っている機材で撮影OK!

2)地上の風景とからめて月を撮ってみよう!

3)超望遠撮影が可能なコンパクトデジタルカメラもお勧め!

写真・解説 中西昭雄

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