天の川/作品1

フィッシュアイレンズや広角レンズで天の川を撮ろう

天を二分にするかのように星空の中を流れている天の川。その光は淡いため、撮影するには光害のない、夜空の暗い場所へ行くことが重要です。また、撮影には高ISO感度と高画質を実現したカメラと、フィッシュアイレンズや広角レンズが好適です。

EOS 5Ds・EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM・Mモード(F4・25秒)・ISO6400・ソフトフィルター使用
撮影地:長野県諏訪郡

天の川/作品2

光害のない、夜空の暗い場所へ撮影に出かけよう

もし南半球へ旅行する機会があったら、ぜひ眺めてみたいのが南十字星。南十字星は小さいながらも「みなみじゅうじ座」という星座になっており、1等星が2つもあるとても目立つ星座です。また、日本からは見えない春の天の川と重なっています。
天の川の撮影全般に言えることは、暗い夜空、そして明るい広角レンズと高ISO感度特性の優れたカメラを用意することです。その一方で、三脚と赤道儀を使えば、PowerShot Gシリーズでも天の川の撮影を楽しむことができます。

PowerShot G3 X・フルサイズ換算24mm・F2.8・60秒・ISO800・赤道儀使用
撮影地:オーストラリア・クイーンズランド州

天の川/作品3

星を追尾する「赤道儀」の使用もおすすめ!

「南半球での天の川」。それは見事なものです。天の川銀河の中心、つまりいちばん明るいところは、いて座の方向にあるのですが、北半球の日本では高度が低い上に光害が多いため、あまりよく見ることができないのです。
いつの日か、小型の赤道儀を持って南半球へ出かけ、天頂に輝く天の川を撮影してみてください。きっと星空の撮影がこれまで以上に好きになることでしょう。ただし、月齢には要注意。月があると天の川は見えにくくなってしまうからです。

EOS 5Ds・EF11-24mm F4L USM・ Bモード(F5.6・360秒)・ISO1600・ソフトフィルター使用・赤道儀使用
撮影地:オーストラリア・クイーンズランド州

ポイントまとめ

天の川が見えるかどうかは、星空の撮影に適しているかどうかの目安となります。月のない晩に、夜空を流れる天の川がはっきり見えるようなら、光害が少ない撮影地です。しかし、残念なことに、日本ではそのような場所は少なくなる一方です。

1)フィッシュアイレンズや広角レンズで天の川を撮ろう

2)光害のない、夜空の暗い場所へ撮影に出かけよう

3)星を追尾する「赤道儀」の使用もおすすめ!

写真・解説 中西昭雄

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