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博物館全体が見渡せるような広い画面で状況カットを撮影
飛行機を展示しているスペース。格納庫をそのまま利用しているところなどを広角側で画面いっぱいに、博物館としての情報量を見せています。晴天の気持ちのいい外光がやわらかく照らしている、館内の雰囲気を伝える露出に注意して撮影しました。
EOS 7D・EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM・1/125・F3.5・+2/3補正・ISO500・WB太陽光・撮影:種清豊

展示物をクローズアップしてみる
恐竜の骨格をモチーフとした展示物ですが、全体を見せなくても、それが何かを連想できる被写体であれば、大胆にクローズアップしてみても面白いでしょう。被写体が持つ特徴をシンボリックに見せるのも、写真のひとつの撮り方です。
EOS 7D・EF70-200mm F4L IS USM・1/15・F4・-1補正・ISO1600 ・WBオート:種清豊

館内の地明かり(アベイラブルライト)を生かして撮影する
ユニークな方法で展示されている帆船の歴史。展示物そのもののかっこよさに加えて、この展示形態にも目を奪われました。超広角で接近して撮影。ガラスの反射や、素通しの向こうに見えるほかの展示物が重なるようにフレーミングしてみました。ストロボなどを使わず、現場の光のみを組み合わせているのもポイントです。
EOS M・EF-M11-22mm F4-5.6 IS STM・1/10・F4・+1 1/3補正・ISO400・WBオート・撮影:種清豊
ポイントまとめ
博物館では、普段目にすることが少ないものも多く、撮影したくなる素材はたくさん見つかるでしょう。どういった博物館かを伝える写真が撮れたら、展示物独特の面白さを引き出せるクローズアップ写真でねらってみるといいでしょう。
1)博物館全体が見渡せるような広い画面で状況カットを撮影
2)展示物をクローズアップしてみる
3)館内の地明かり(アベイラブルライト)を生かして撮影する
写真・解説 種清豊
※今回の作品は、撮影が許可されている博物館で撮影しました。各博物館の規則を確認のうえ、ルールとマナーを守って撮影しましょう。