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エスカレーターが作り出す幾何学的な模様を発見する
建物の上の部分から見下ろすようにして撮影することで、階段と平行して並んだエスカレーターを平面的にねらっています。とくに等間隔に差し込んだ斜めの光がとても印象的でした。暗い部分を多く入れることでドラマチックな雰囲気を演出できました。なお、エスカレーターから人がいなくなるのを待ってから撮影しています。
EOS 6D・EF70-200mm F4L IS USM・1/400・F5.6・-1 2/3補正・ISO100・WBオート・撮影:種清豊

遠近感を表現するために広角レンズで露光間ズーム
超広角レンズの遠近感を利用して奥行きを出しつつ、スローシャッターでわずかに露光間ズームをおこないました。加えてエスカレーターの動きによるブレも活かしています。エスカレーターを使って、少し現実感をなくした近未来的な空間を表現したイメージカットです。
EOS Kiss X7i・EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM・1/8・F13・-1/3補正・ISO100・WBオート・撮影:種清豊

パースを利用してエスカレーターの特徴を強調する
広角レンズを使用して撮影。しゃがんで真正面からシンメトリーになるようにフレーミングしました。エスカレーターがもつ手すりのカーブが、広角レンズのパースにより強調されています。遅めのシャッター速度でエスカレーターのステップの動きを見せています。
EOS 5D Mark II・EF24mm F1.4L II USM・1/40・F2.5・-2/3補正・ISO200・WBオート・撮影:種清豊
ポイントまとめ
駅やデパートなどで目にするエスカレーターも立派な被写体です。いつ見ても変わらない普遍的な形を象徴的にねらってもいいですし、エスカレーターのある情景をねらってみるのも面白いでしょう。
1)エスカレーターが作り出す幾何学的な模様を発見する
2)遠近感を表現するために広角レンズで露光間ズーム
3)パースを利用してエスカレーターの特徴を強調する
写真・解説 種清豊