雪桜作品1

雪が溶けないうちに、さくらを撮影しよう

毎年さくらを求めて撮影に出かけていますが、ごく稀に、さくらが咲く時期に雪が降ることがあります。自然からの素晴らしい贈り物に感謝して撮影をしていますが、こういったチャンスは確実に撮影しておきたいものです。最高のタイミングは、雪の降り始めです。さくらの花に雪がうっすらと積もったときが美しいのです。ピント、ブレ、露出に注意して撮影しましょう。

EOS 6D・EF70-200mm F2.8L IS II USM・1/40・F9.0・+1補正・ISO400・WB太陽光・撮影:工藤智道

雪桜作品2

うっすらと積もっているタイミングがベスト

さくらの花に雪が降り積もってしまうと、雪の重みで枝や花が下を向いてしまいます。たくさん積もってしまうとさくら全体を撮っても、さくらなのかほかの木なのか分かりにくくなるため、花をアップで撮るのもひとつの方法です。マクロレンズでは撮影距離が近すぎて撮りにくい場合もあるので、望遠ズームレンズでクローズアップしてみるといいでしょう。

EOS 6D・EF70-200mm F2.8L IS II USM・1/80・F5・+1/3補正・ISO400・WB太陽光・撮影:工藤智道

雪桜作品3

三脚やISO感度の調整でカメラブレを防ぐ

満開のさくらを撮影しようと早朝に出かけてみると、うっすらと雪をかぶった、上品な姿のさくらに出会うことができました。雪の積もった背景の杉林も同時にフレーミング。周囲の情景とともに写すと雰囲気が増します。

EOS 5D Mark III・EF70-200mm F2.8L IS II USM・1/80・F8・ISO200・WB太陽光・撮影:工藤智道

ポイントまとめ

さくらと雪の風景に出会える機会は少ないかもしれませんが、出会えれば絶好のチャンス。雪が降っているとき暗いので、カメラブレに注意する必要があります。三脚を使ってブレないように撮影しましょう。また、春の雪はすぐに溶けてしまうので、降っているときか、雪がある溶けないうちに素早く撮影する必要があります。

1)雪が溶けないうちに、さくらを撮影しよう

2)うっすらと積もっているタイミングがベスト

3)三脚やISO感度の調整でカメラブレを防ぐ

写真・解説 工藤智道

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