夜桜作品1

低いISO感度でノイズを抑えて美しい描写で撮ろう

夜桜の撮影では、三脚が使用できるかどうかで作品のクオリティが変わります。この作品では、ノイズが出ないように低いISO感度を選択し、結果的に「スローシャッター」となりました。15秒のシャッタースピードで、花筏の動きが画面に描き出されています。左側の街灯のきれいな光の筋が、作品のアクセントになっています。

「弘前城の夜桜」しまちゃんさん
撮影データ:EOS 5D Mark IV・EF17-40mm F4L USM・絞り優先AE(F13・15秒)・-0.67補正・ISO100

夜桜作品2

ライトアップされていない桜にはストロボを活用しよう

闇夜に浮かび上がるような夜桜。周囲に灯りがないため、本来は真っ暗闇です。このような場面ではピント合わせが難しいのですが、桜の木の下に懐中電灯を置いて照明することで、ピント合わせが容易になります。ストロボの光だけで表現したことによって、現実離れした印象的な夜桜になりました。

「二本桜」しんさんさん
撮影データ:EOS 20D・焦点距離:22mm・F4・1/60秒・ISO800

夜桜作品3

夜桜を照らす満月は、薄曇りの日にねらってみよう

雲のない快晴の夜に満月と桜を撮ろうとすると、月が明るすぎてゴーストが出てしまうことがあります。また、露出オーバーになって月が真っ白になり、桜が暗く沈んでしまいがち。この作品の場合は、薄く雲が出た朧月夜だったため、月の存在を優しい雰囲気で表現できました。

「月に憑かれた又兵衛桜」丁稚一号さん
撮影データ:24-120mm・F9・20秒・ISO1600

ポイントまとめ

夜桜の撮影で重要なことの一つは、必要以上にISO感度を高くしすぎないこと。ISO感度を上げれば夜桜でも手持ちで撮影可能ですが、ノイズが目立ってくる場合があるので注意しましょう。夜桜撮影では、遅いシャッタースピードでもカメラブレが起きないように三脚を使いましょう。

1)低いISO感度でノイズを抑えて美しい描写で撮ろう

2)ライトアップされていない桜にはストロボを活用しよう

3)夜桜を照らす満月は、薄曇りの日にねらってみよう

解説 斎藤裕史

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