犬のポートレート/作品1

飼い主が黒子になって愛犬の動きをコントロールしよう

愛犬のポートレート写真を撮るには、1つの場所でじっとしていてもらう必要があります。
比較的大型の犬のポートレートを撮るときは、リードを付けて飼い主さんには犬の背後に隠れてもらいます。人がいることがわからないように犬の位置を調整したり、2頭の場合はぴったり寄り添うように座ってもらいます。

撮影データ:EOS-1D X Mark II・EF70-200mm F2.8L IS II USM(焦点距離:95mm)・F2.8・1/2000秒・ISO400

犬の素顔/作品2

黒い犬は瞳にキャッチライトをしっかり入れよう

黒い犬を撮るときにはちょっとしたコツがあります。目にしっかりキャッチライトを入れ、毛並みの照りを強く表現できるように「やや順光」で撮影します。 そうすることで黒い犬の瞳をしっかりと写すことができます。暗い背景を背にすると犬が白っぽく写ってしまいます。そういう場合は、マイナスの露出補正をしましょう。

撮影データ:EOS R・EF70-200mm F2.8L IS III USM(焦点距離:168mm)・F2.8・1/400秒・ISO320

犬の素顔/作品3

木漏れ日を見つけたら背景に玉ボケを作って撮ってみよう

背景にキラキラした玉ボケを作ると、印象的なポートレートになります。そんなポートレートを撮影するには、特別な場所はいりません。木漏れ日を見つけ、それを背に、絞りをF2.8以下に設定できるレンズを使うこと。さらに、できるだけ望遠側で撮りましょう。また、背景の木漏れ日から距離をおくことで、より大きな玉ボケを写すことができます。

撮影データ:EOS-1D X Mark II・EF70-200mm F2.8L IS II USM(焦点距離:185mm)・F3.5・1/200秒・ISO800

ポイントまとめ

白っぽい犬を白い背景で撮ると、犬が暗く写ってしまいます。黒っぽい犬を黒っぽい背景で撮ると、犬が明るすぎで写ってしまいます。撮影する犬の毛の色と、背景の色によって露出を調整します。犬の表情がよくわかるようにするのがポイントです。

1)飼い主が黒子になって愛犬の動きをコントロールしよう

2)黒い犬は瞳にキャッチライトをしっかり入れよう

3)木漏れ日を見つけたら背景に玉ボケを作って撮ってみよう

写真・解説 中村陽子

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