東京スカイツリー/作品1

定番のスポットでは、撮影位置や構図にひと工夫しよう

いまにも雨が降りそうな夜。東京スカイツリーの先端が雲に入り、幻想的な光景に。撮影場所は有名な十間橋ですが、あえて定番構図は避けて道を挟んだ手前から撮りました。車がよく通るので、その光跡を入れるのがポイント。何度も撮って好みの光跡が撮れたらOKです。

EOS 5D Mark III・EF24-70mm F4L IS USM(焦点距離28mm)・絞り優先AE(F11・13秒)・-2/3補正・ISO100・WB白色蛍光灯・三脚使用・撮影:川北茂貴
撮影地:東京都墨田区 十間橋

東京スカイツリー/作品2

にぎやかに行き交う屋形船などの光跡といっしょに撮ろう

おそらく日本でいちばん屋形船が行き交う川が隅田川。そのなかでも佃島から永代橋の間は、豊洲、築地、浅草方面の三方からやって来る船が行き交うので賑やかです。ここからはライトアップされた永代橋と東京スカイツリーも撮れるので、長時間露光で屋形船を光跡にして撮ってみました。

EOS 5Ds R・EF24-70mm F4L IS USM(焦点距離47mm)・バルブ撮影(F22・240秒)・ISO50・WB白色蛍光灯・三脚使用・撮影:川北茂貴
撮影地:東京都中央区 佃大橋

東京スカイツリー/作品3

スカイツリーの先端が雲に入る悪天候時もねらい目!

鎌ヶ谷市役所屋上は、ここから約19㎞離れた東京スカイツリーの眺望がきれいな場所。一般に開放されていますが、天気が良ければその後ろ約124㎞離れた富士山まで望めます。風が強ければ長時間露光でブレてしまうので、見通しが良く、風が弱い日をねらって撮ってみよう。

EOS 5D Mark III・EF100-400mm f/4.5-5.6L IS II USM(焦点距離340mm)・絞り優先AE(F11・30秒)・-1/3補正・ISO100・WB白色蛍光灯・三脚使用・撮影:川北茂貴
撮影地:千葉県 鎌ヶ谷市役所屋上

ポイントまとめ

すっかり東京の街になじんだ東京スカイツリーは、近くからも遠くからもその姿を捉えることができます。近くならアップや脇役を入れて賑やかに、遠くからなら富士山なども入れて撮ってみましょう。富士山と絡めるのなら、このほかにも江戸川土手や市川市の里見公園などがお勧め。日替わりのライトアップは、公式ホームページで確認できます。

1)定番のスポットでは、撮影位置や構図にひと工夫しよう

2)にぎやかに行き交う屋形船などの光跡といっしょに撮ろう

3)スカイツリーの先端が雲に入る悪天候時もねらい目!

写真・解説 川北茂貴

他にもさまざまな被写体の撮り方のコツをご紹介しています!

その他にも、さまざまなコンテンツが満載!

キヤノンイメージゲートウェイ TOPへ