秋の京都・南禅寺/作品1

PLフィルターで反射を取り除き質感を出そう

南禅寺は敷地が広くとても撮りやすいお寺です。雨が降りましたが、私的には幸運! 屋根瓦がしっとりして、見た目以上に紅葉の鮮やかさが増してくれるからです。またPLフィルターで反射を調整することで紅葉のボリューム感、質感も増します。

EOS 6D・EF70-200mm F4L IS USM(焦点距離81mm)・絞り優先AE(F8・1/60)・-1補正・ISO800・WBくもり・手持ち撮影・撮影:山本学
撮影地:京都市左京区 南禅寺

秋の京都・南禅寺/作品2

建物を背景(脇役)に主役の紅葉を引き立てよう

南禅寺の特徴的な窓枠を取り入れて脇役にします。垂れ下がる黄葉にピントを合わせて、望遠レンズで切りとりました。このような場面では絞り値を小さくして、脇役を意識して撮影してみましょう。

EOS 6D・EF70-200mm F4L IS USM(焦点距離144mm)・絞り優先AE(F4・1/100)・-1補正・ISO800・WBくもり・手持ち撮影・撮影:山本学
撮影地:京都市左京区 南禅寺

秋の京都・南禅寺/作品3

水楼閣と紅葉はズームレンズでまとまりを出してみよう

煉瓦で作られた水楼閣は、南禅寺の撮影ポイントの1つ。水楼閣の質感や存在感を活かして、紅葉を主役にして季節感を出してみるとよいでしょう。撮影者が木に近寄るのではなく、10歩下がってズームレンズの望遠側で切りとると、背景の水楼閣と紅葉のまとまりが出ます。

EOS 6D・EF70-200mm F4L IS USM(焦点距離89mm)・絞り優先AE(F11・1/25)・-2/3補正・ISO1600・WBくもり・手持ち撮影・撮影:山本学
撮影地:京都市左京区 南禅寺

ポイントまとめ

南禅寺は観光客が多い名所ですが、人が少ない平日や、人が少なくなるまで待てば、紅葉の背景にいろんな南禅寺らしさを取り入れた撮影が可能です。京都市内の寺社仏閣では三脚が使用禁止です。ISO感度を上げて「主役」にピントを的確に合わせて撮影することをお勧めします。

1)PLフィルターで反射を取り除き質感を出そう

2)建物を背景(脇役)に主役の紅葉を引き立てよう

3)水楼閣と紅葉はズームレンズでまとまりを出してみよう

写真・解説 山本学

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