秋の渓流/作品1

スローシャッターで静かに流れる渓流を表現しよう

画面下に渓流、背の高い紅葉した木立をフレーミングするために、縦位置の構図としました。うっそうと茂る森の濃い色を露出補正マイナス1で表現し、静かに流れゆく渓流のイメージを表現するためにスローシャッターで撮影しました。

EOS 5D Mark III・EF70-200mm F2.8L IS II USM(焦点距離80mm)・シャッタースピード優先AE(0.6秒・F16)・-1補正・ISO100・WB日陰・撮影:山本学
撮影地:岐阜県

秋の渓流/作品2

滝壺で回転している落ち葉の動きにも注目しよう

滝壺でグルグルと回転する落葉を見つけました。背景にある滝と共に動きを表現するには、やはりスローシャッターで撮ります。落葉の動きが遅いときには、多重露出で重ねて撮影する方法もあります。

EOS 5D Mark III・EF24-105mm F4L IS USM(焦点距離40mm)・シャッタースピード優先AE(1.6秒・F14)・-1/3補正・ISO200・WB日陰・撮影:山本学
撮影地:秋田県にかほ市 鳥海山麓 元滝

秋の渓流/作品3

風景のアクセントになる人や舟の動きを連写しよう

逆光のなか、紅葉が輝いていました。こんな場所で舟遊びを楽しむ情景はなんとも優雅です。右から左へ垂れ下がる枝の位置を意識してカメラを構え、手前の船の位置と船頭さんの竿の位置が理想的な姿になるように連続撮影でしました。風景の撮影でも連写する場合があるのです。

EOS Kiss X7・EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM(焦点距離32mm ※フルサイズ換算)・絞り優先AE(F8・1/100)・-1補正・ISO400・WB太陽光・手持ち撮影・撮影:山本学
撮影地:京都市右京区嵐山

ポイントまとめ

紅葉と渓流は秋の撮影には欠かせないものですね! 面倒ですが三脚を使用することで高速シャッター、低速シャッターと交互に撮影できて楽しめますよ。順光で撮影すると立体感がなくなるので、サイド光やしっとりしたイメージなら曇り空や日陰が良いでしょう。

1)スローシャッターで静かに流れる渓流を表現しよう

2)滝壺で回転している落ち葉の動きにも注目しよう

3)風景のアクセントになる人や舟の動きを連写しよう

写真・解説 山本学

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