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絞り値はねらった花にピントを合わせ異なる2種類を撮影しよう
天気に恵まれたコスモス畑では、たくさん空を入れてフレーミングしてみましょう! まずは感じたままに、青空とコスモス畑を広々と撮影します。画面手前3分の1の位置にあるきれいな花にピントを合わせて、絞り値を小さい数値と大きい数値に変えて2種類を撮影しておきましょう。また、空の面積を多くした構図とコスモスの面積を多くした構図と、こちらも2種類撮影しておこう! あとでどちらか好みの写真を選ぶことができます。
EOS 5D Mark III・EF16-35mm F4L IS USM・絞り優先AE(F16・1/25)・ISO100・WB太陽光・撮影:山本学
撮影地:福岡県能古島

逆光の花をねらい透過光が美しい写真にしてみよう
コスモスの花びらは薄いので、花びらの裏から透過光を活かして撮影するのも楽しいですよ。望遠レンズには背景をぼかす効果と、イメージを切りとる効果があります。また、ズームで寄れるので、撮影したい花に近寄れないときも使い勝手がよいです。
EOS 7D Mark II・EF70-200mm F2.8L IS II USM(焦点距離220mm ※フルサイズ換算)・絞り優先AE(F4・1/1000)・+2補正・ISO100・WB太陽光・撮影:山本学
撮影地:兵庫県尼崎市 武庫川コスモス園

露出をややオーバー気味にしたハイキー調で撮ってみよう
「ハイキー調」の写真は、カメラが判断した適正露出よりも明るく撮影して、色彩を浅くして柔らかなイメージにすることができます。ふんわり軽く、明るい雰囲気の写真に仕上がります。写真を見た人に、ほのぼのと温かい日差しを感じてもらいましょう。
EOS 7D・EF15-85mmF3.5-5.6(焦点距離49mm ※フルサイズ換算)・絞り優先AE(F8・1/100)・+2/3補正・ISO100・WB太陽光・撮影:山本学
ポイントまとめ
コスモスはどんなレンズでも楽しめる花! しゃがんだり近寄ったり、いろんな撮影位置から撮れます。天気がよければ広角レンズで空を入れて撮ってもよいですね。風に揺られやすく撮影しにくいときもありますが、スローシャッターを活かして、わざとぶらして撮影してみるのも油絵チックで面白いです。雨に濡れてみずみずしい姿もいいものです。
1)絞り値はねらった花にピントを合わせ異なる2種類を撮影しよう
2)逆光の花をねらい透過光が美しい写真にしてみよう
3)露出をややオーバー気味にしたハイキー調で撮ってみよう
写真・解説 山本学