奥入瀬渓流/作品1

1秒前後のスローシャッターで、水の流れを表現してみよう

奥入瀬渓流は、緩やかな流れが続く美しい渓流です。渓流沿いには道路が整備されアクセスが良く、美しい景色を見ることができます。渓流の流れを撮るには、高速シャッターではなく低速シャッターで撮影すると、とうとうと流れる様子を写すことができます。シャッター速度が1秒前後となるように設定し、カメラブレを避けるため三脚を使って撮影してみましょう。

EOS 5D・EF24-105mm F4L IS USM・Avモード(F14・0.5秒)−0.3補正・ISO100・WB4500K・撮影地:奥入瀬渓流・撮影:工藤智道

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奥入瀬渓流/作品2

ホワイトバランスを「白色蛍光灯」にして清涼感を出そう

美しい緑の奥入瀬渓流。渓流には美しい流れの名所がいくつかあり、そういった場所を中心にまわってみるのも楽しいものです。清流らしい「流れ」のイメージを引き出したいところですが、ホワイトバランスが「オート」や「太陽光」では水の清涼感が感じられない写真になってしまうことがあります。そういう場合にはホワイトバランスを「蛍光灯」に変更して撮ってみるのもひとつの方法。全体が青っぽい発色となり、水の清涼感が演出できると共に、緑も青々として美しい発色になります。

EOS 5D・EF24-105mm F4L IS USM・Avモード(F13・0.5秒)・+1補正・ISO100・WB白色蛍光灯・撮影地:奥入瀬渓流・撮影:工藤智道

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奥入瀬渓流/作品3

PLフィルターで緑や紅葉など、鮮やかな葉の色を引き出そう

奥入瀬渓流の撮影名所のひとつ「三乱の流れ」は、岩や流れの形が良く、ツツジも咲く美しい場所です。撮り方は自由ですが、緑を多く入れ渓流の流れと共に撮影してもいいでしょう。緑を美しく撮るには「PLフィルター」を使い、葉の表面の反射を除去します。鮮やかな発色を引き出してみましょう。

EOS 5D・EF70-200mm F2.8L USM・Avモード(F14・0.4秒)・−1.7補正・ISO100・WB太陽光・撮影地:奥入瀬渓流「三乱の流れ」・撮影:工藤智道

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※マップの位置情報は、撮影位置の参考情報です。正確な緯度・経度を示すものではありません。

ポイントまとめ

四季を通じて美しい姿を見せてくれる奥入瀬渓流。渓流沿いには散策路が整備され、下流から上流、上流から下流へと歩いて、じっくりと撮影するといいでしょう。また、ゆるやかに流れる美しい姿をしっかりと撮るために、三脚は必需品です。反射を除去するPLフィルターやシャッター速度を遅くすることができるNDフィルターも用意しておくといいでしょう。

1)1秒前後のスローシャッターで、水の流れを表現してみよう

2)ホワイトバランスを「白色蛍光灯」にして清涼感を出そう

3)PLフィルターで緑や紅葉など、鮮やかな葉の色を引き出そう

写真・解説 工藤智道

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