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ローアングルからねらって「高さ」を表現しよう
ツリーは離れた位置からのほうが撮りやすいですが、高さがあるため画面に空間ができやすく、平面的になることが多いので、少しひねりを効かせた撮り方にチャレンジしてみましょう。足元にも飾りがある場合は、ローアングルから高さを強調してみるのもよいでしょう。ただし、枝ばかりが見え過ぎないように注意し、クロスフィルターできらめきをアップさせるとベターです。
EOS 5D MarkⅡ・EF24-105mm F4L IS USM・絞り優先AE(F4・1/25秒)・+1/3補正・ISO800・WB太陽光・撮影:門井ゆりか
撮影地:東京 銀座

ツリー撮影中のスマホやタブレットを入れてみよう
スマートフォンなどでツリーを撮影している人の手元画面にピントを合わせ、ツリーを間接的に撮ります。ツリー全体の様子はモニターの中で見せながら、実物はぼけてたくさんの光の粒となるので、幻想的で臨場感ある作品に仕上げることができます。シャッターを切るタイミングや位置関係が難しいので、何度かトライしてみてください。タブレットなど画面の大きなものだと撮りやすくなります。もちろん、撮る際にはマナーも忘れずに。
EOS 5D MarkⅢ・EF24-105mm F4L IS USM・絞り優先AE(F4・1/60秒)・+1/3補正・ISO1600・WBオート・撮影:門井ゆりか
撮影地:東京 銀座

ツリーの飾りにクローズアップしてみよう
全体を撮るのではなく、オーナメントに注目してクローズアップしてみるのも楽しいです。よく観察すると、それぞれ個性があってお洒落です。このときもクロスフィルターを使うと効果的です。きらめきアップのためでもありますが、クローズアップすると電球やケーブルコードが目に付いてしまうので、それを目立たせなくする効果もあります。
EOS 5D MarkⅢ・EF70-200mm F2.8L IS USM・マニュアル(F2.8・1/80秒)・ISO800・WBオート・撮影:門井ゆりか
撮影地:東京 銀座
ポイントまとめ
イルミネーションの主役と言ってもよいクリスマスツリー。でも撮るには意外と難しく、そのまま撮っただけでは平凡な印象になりがち。ボケ味やフィルターを利用して、きらめきと印象アップを心掛けましょう。
1)ローアングルからねらって「高さ」を表現しよう
2)ツリー撮影中のスマホやタブレットを入れてみよう
3)ツリーの飾りにクローズアップしてみよう
写真・解説 門井ゆりか