- 写真の撮り方アーカイブ
- 動物
- シマウマ

シマウマの縞のデザインに注目して切り取る
シマウマはまさしくシマシマの馬で、模様が面白いです。縞模様はひとつとして同じものはないそうですが、よく見てみると個性的です。その縞模様だけを画面いっぱいに切り取ってみました。模様以外の邪魔なものを入れず、全体をシャープにねらいましょう。
EOS 6D・EF70-200mm F2.8L USM・EXTENDER EF2×III・1/500・F6.3・-2/3補正・ISO100・撮影:井村淳

顔アップを縦位置でねらう。ピントは眼に合わせる
シマウマは顔にも縞模様があります。顔を半分だけアップでねらいました。光線を読み、陰影を見せると印象的になります。背景は日陰の場所を重ね、黒バックにしました。ピントは眼球に合わせ、露出はハイライト部に合わることがポイントです。
EOS-1D Mark IV・EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM・1/100・F5.6・-2 2/3補正・ISO250・撮影:井村淳

邪魔な背景は露出の調整で「黒バック」にする
生まれたばかりの赤ちゃんシマウマとお母さんシマウマがいました。つねにくっついていてお母さんに守られています。動物園では人工的な邪魔になるものが多いので、その処理が難しいです。日差しが強く背景が日陰のところでは、肉眼では見えていても「露出差」で黒バックにすることができます。
EOS 7D Mark II・EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM・1/1600・F5.6・-1 2/3補正・ISO160・撮影:井村淳
ポイントまとめ
シマウマの面白さは縞模様です。このデザイン的な縞模様のどこをどう切り取るかがポイントです。また、その縞模様を強調するには、背景をシンプルな黒バックにするのが効果的です。
1)シマウマの縞のデザインに注目して切り取る
2)顔アップを縦位置でねらう。ピントは眼に合わせる
3)邪魔な背景は露出の調整で「黒バック」にする
写真・解説 井村淳