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快晴の日は青い空を生かし、気持ちのいい写真にする
サル山ではニホンザルが集団で生活をしています。よく観察していると、「タテ社会」であることもわかってきます。天気がよく青空のときはサル山の頂上に登ったサルをねらってみましょう。晴天の空は青くきれいな画面になります。木なども入れずに空だけでねらいました。
EOS-1D Mark III・EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM・1/2000・F5・ISO400・WBオート・撮影:井村淳

季節感を意識して、春なら桜の前ボケを入れる
桜の季節は、サル山の外に植えてある桜の木に近づき、花の隙間から撮影すると、桜の前ボケ越しのサルがねらえます。明るめの露出で、春らしく柔らかな雰囲気をねらうとよいでしょう。
EOS 7D Mark II・EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM・1/1000・F5.6・ISO640・WBオート・撮影:井村淳

寒さをしのぐサルが寄り添い合う「猿団子」をねらう
冬のサル山では、寒さをしのぐためにサルたちが密集する「猿団子」が見られることもあります。10頭ほどのサルが抱き合っている場面で、何かに警戒して皆が顔を上げ、真っ赤な表情が見えた瞬間をねらいました。
EOS-1D Mark III・EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM・1/80・F5.6・-1/3補正・ISO1600・WB色温度5700k・撮影:井村淳
ポイントまとめ
サルはいろいろな動きをしてくれるので見ていて飽きない動物です。動物園はコンクリートの地味な背景が多いので、青空バックや前ボケなどを合わせるのもよいでしょう。また、「猿団子」のような冬ならではの行動もねらいどころです。
1)快晴の日は青い空を生かし、気持ちのいい写真にする
2)季節感を意識して、春なら桜の前ボケを入れる
3)寒さをしのぐサルが寄り添い合う「猿団子」をねらう
写真・解説 井村淳