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背景に管制塔などを入れて夜景として撮ろう
飛行機の背景に空港の建物や管制塔など何か入れると、夜景飛行機写真にワンポイントのスパイスが加わります。こちらは羽田空港第2ターミナル展望デッキより、背景にスカイツリーを入れて、これから動き出す機体を撮影してみました。
三脚を立てる位置と目の前にあるワイヤーフェンスには少々苦労しますが、最悪手持ち撮影で丁寧に連写してもかまいません。このカットは手持ち撮影です。
EOS-1D X・EF200-400mm F4L IS USM(焦点距離:200mm)・1/5・F4・ISO3200・WBオート・撮影地:羽田空港第二ターミナル展望デッキ・撮影:チャーリィ古庄

ボディ下に反映する航空灯火の効果を活かそう
飛行機をバックから撮影できる場所は限られますが、成田空港、福岡空港、大阪国際空港、函館空港、旭川空港、佐賀空港、阿蘇くまもと空港、鹿児島空港では撮影可能です。それらの空港では、滑走路の灯火を活かした撮影をしたいものです。
写真は成田空港の滑走路端からフェンス越しに着陸機を撮影しました。手振れ被写体ブレとの戦いになりますが、縦に動く飛行機は横に動く飛行機と比べて移動幅が少ないので、スローシャッターにしても意外と止まります。ぜひチャレンジしてみてください。
EOS 7D Mark II・EF400mm F2.8L IS II USM(焦点距離:640mm ※フルサイズ換算)・1/60・F4・ISO1600・WB太陽光・撮影地:成田空港・撮影:チャーリィ古庄

滑走路の航空灯火で幻想的な雰囲気を出そう
滑滑走路には無数の航空灯火があります。航空灯火と飛行機を写し、夜の空港の雰囲気を表現してみるのも面白いでしょう。写真は福岡空港の滑走路横を通る国道から離陸上昇する飛行機。滑走路の灯火を入れて撮影してみました。ポイントは薄暮の時間に撮影したこと。肉眼ではかなり暗い状況でも、高ISO感度にすれば背景の灯りや建物もうっすらと見え情景的な写真になります。
EOS 7D Mark II・EF400mm F2.8L IS II USM・EXTENDER EF1.4×III(焦点距離:896mm ※フルサイズ換算)・1/200・F4・ISO6400・WBオート・撮影地:福岡空港・撮影:チャーリィ古庄
※マップの位置情報は、撮影位置の参考情報です。正確な緯度・経度を示すものではありません。
ポイントまとめ
幻想的ではありますが、手ブレ、被写体ブレなどで、なかなかハードルが高い飛行機夜景。とりあえず駐機してシーンから始めて、慣れてきたら動いている飛行機に挑戦してみるとよいでしょう。シャッター速度が遅くなる分、百発百中とはいきません。とにかく失敗を重ねてでも連写して、感覚を身に付けましょう。
1)背景に管制塔などを入れて夜景として撮ろう
2)ボディ下に反映する航空灯火の効果を活かそう
3)滑走路の航空灯火で幻想的な雰囲気を出そう
写真・解説 チャーリィ古庄